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＠西巣鴨 にしすがも創造舎(2010/11/20-24 ステージ)
http://sozosha.anj.or.jp/
全自由(整理番号付)一般 前売4500円 当日＋500円 学生3000円、高校生以下1000円
構成・演出：ロドリゴ・ガルシア
照明：カルロス・マルケリエ 技術監督：ロベルト・カファギーニ
音響：マルク・ロマゴサ 衣装：ベレン・モントリウ
アニメーション：クリスティーナ・ブスト 映像：ラモン・ディアゴ
音楽：チキータ＆チャタラ、ダヴィド・ピノ、.テープ.
制作：モニカ・コフィーニョ、マリアテ・ガルシア、ディエゴ・ラマス
製作：国立文化記念協会 助成：ラボラル・テアトロ（アストゥリアス公国政府）
後援：在日アルゼンチン共和国大使館 駐日スペイン大使館
セルバンテス文化センター東京 主催：フェスティバル・トーキョー
出演：
パトリシア・アルバレス、イケ、ルベン・エスカミジャ、フアン・ロリエンテ、
ヌリア・ロアンシ、イサベル・オヘダ、ダビー・ピノ、ダニエル・ロメロ、
ビクトル・バジェホ
2010/11/23(水)晴 5:04-6:56PM(1'51)中段中央 客席満員(210人)
客層：20歳代と中年層。男女半々。
客入れ：ほかと同様10人ずつプラカード前に整列。入場時で60人ほど。
折り込みチラシそれなり。パンフ A4 6ページ。作品解説中心。物販。関連本。
カーテンコール1回1分。
舞台。白い床、中央に開いたままの本がきっちりと敷き詰められ。正面壁は全部
スクリーン。壁際、下手から電子レンジとかおいた机、ドラムセット、ギターと
アンプ、小山（毛皮服）が置かれ。
構成。醜い現実への皮肉なコメント、とりわけて「愛」への疑問と、我思うところを
癖のあるテキストで方言。漫談、毒舌、虐待、パンクやファド音楽など種々趣向で
連ねていく。詳細下記。
散らかし放題な、紋きり演劇解体なさまを呆れて苦笑しつつ、楽しむねこ。間断なく
種々手法を繰り出す展開の止まらない小走り感○。ニヒルで癖のあるテキストが
スパイシー。愛を語って、曖昧模糊な甘味を施さず。過激な中も骨に沁みる真情を
しのばせて味わい深し。
構成覚え書き
・世界各国のガキどものひどいピザの食べ方について、実践とコメント。
・ペドリコ独裁政権とクラッシュ場面のニュース画像をパンキッシュな音楽にのせて
・カップルが抱き合うのを見ながら、サッカー青年は立ち小便。ついで、変態行為に
ついての過激な主張。
・おじさん、本場なファドを熱唱。
・テキスト。舞台表現についてのコメント。劇は隠すものが面白い、闇の世界へ
ようこそ。闇の魅力とは隠れたところにある。敷き詰めた本をぐじゃぐじゃに
しながら、女性が転がる。
・アニメ。ゴアをパロッた銃殺場面。ツインタワーへ航空機が衝突。天安門で戦車の
前に立ちはだかる、兵士を呼びだしてともにダンス天国。
・サッカー青年と後にＤＶ常習と知られる男がパスタを食べる。麺に書かれた
気の効いた文章を読んでいく。教訓めいたのと、愛をかたるもの。
・女性が手に持ったアイスクリームを堕ちるまでドライヤーで溶かす。テキストには
嫌な友達とはと、さしでがましい友人たちへのコメント。
・ＤＶ男はインドな口琴とホーメイ。ボーダーシャツの男は斧をもっている。
テキスト、軍隊のあるところにゲリラあり。
・羊の毛皮をまとった女性が手と足を拘束され、床に転がされる。立たせては酒
（瓶の液体）を延々口に注ぐ。後方でドラムが鳴り響き、サッカー男は本を
蹴散らす。テキスト。
・虐待された女性のモノローグ。ＤＶを受け、何度も死んで生まれ変わった。無為に
生きるなら、死んだほうがまし。
・ＤＶ男は本をよむサッカー青年の頭を、本ごとテープでぐるぐる巻きにする。
記憶の喪失について。自力ではどうすることもできない、当然なものほど忘れ去ら
れてしまう。ぐるぐる巻き青年をバックから犯す仕草。テキスト。２つの言葉を
ぞくぞく投影。戦争と快楽。陵辱と経済。とか。口へ小便を入れる仕草。
床の本の上、3人の男女がくみつほぐれつ、衣服を脱がせあう。
テキスト。つらい記憶、人生は飽きるもの。ナイフも出し続ければ、武器ではなく
なる。
・左右に床で白いバルーン、中にパフォーマが入り影絵。チューインガムを互いの口
の間に渡す。もう一方は男女は、なにしてるんだろ？。中央スクリーンにテキスト
と、パンクなサルがニヒルにもの申すアニメ。理念を表現しない、人は化学物質、
思考も物質。セックスが感情表現のわけがない、無意識からのもの。怠け者の
ルックスがいい。
・ゴアの絵をアニメ化、殴り合いをする男達。おなじくゴヤ画のＴシャツを着た女性
がミート料理を食べながら一くさり。セザンヌの生まれた町を訪ねた、画家との
痕跡が町中に執拗に。同じモチーフで膨大な絵を残した、馬鹿者。
・ドラム、ギターをバックに、おじさん、ファド熱唱。
・ドーム内で男モノローグ。恋は苦しみ、分かち合うというのは錯覚。しかし
一筋の光が。
・サッカー青年。人恋しいのは本能と語る。
・アニメ サルの機動隊大暴れ。愛は欲求でも、人恋しさでもない。麻痺して踊る。
・横たわる女。生ウサギを電子レンジにいれてスイッチ。煙があがる(フェイク)。
トークする男達。
・ＤＶ男は先の被虐女性を同じようなことを語る。なんども死んで、生き返って。
・ＤＶをうけた女性は死に化粧を施され、棺桶の中へ。花輪でＥ／Ｎ／Ｄ。
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