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＠下北沢 駅前劇場（2011/2/13-20 11ステージ）
http://www.honda-geki.com/ekimae.html
全指定 前売3500円 当日3800円 前半割引13-15 前売・当日共2800円
脚本・演出：ブラジリィー・アン・山田
舞台監督：掛樋亮太 舞台美術：仁平祐也 照明：シバタユキエ 音響：島貫聡
衣装：中西瑞美 宣伝美術：川本裕之 チラシ写真・スチール：名鹿祥史
演出助手：高見大和[劇団豆大福] 票券管理：スギヤマヨウ（QuarterNote）
制作：恒川稔英・池田智哉（feblabo） 企画制作：ブラジル事務局
http://www.bra-brazil.com/
出演：
桑原裕子 [KAKUTA]：福田亜紀子(お姉ちゃん）
櫻井智也 [MCR」 ：中崎克哉（かっちゃん）
羽鳥名美子[毛皮族]：福田有希（ゆっき）
諫山幸治 ：小早川努(ツトム)
中川智明 ：新藤欣一（新藤さん）
本井博之[コマツ企画]：轟宗治（轟さん）
堀川炎[世田谷シルク]：綾野涼香（涼ちゃん）
西山聡 ：安野晋（安野さん）
辰巳智秋
2011/02/13(日)晴 6:07-8:15PM(2'08)前方中央 客席満員(130人)
客層：20-30歳代中心、男女半々。
客入れ：全椅子指定席。装置が2部屋あるけど、下手半分のリビングが中心。前方
上手はちょっと観がたいかも。場内誘導随時あり。折り込みチラシ厚め。パンフ
B5 4ページ。配役、挨拶、スタッフ、予定。次回公演 2012年冬。
カーテンコール1回。
ブラジリィー・アン・山田の作品は知れど、劇団公演はこれが初めてねこ。1年ぶりの
長編本公演とか。
舞台。リアルな古アパート・２ＤＫの間取り(ぱっと見1DK)が斜に置かれ。下手半分
にダイニングキッチン。正面のシンクまわりに生活感。上手半分は和室にベット。
その奥側にもう１室ある設定。玄関は中央奥。
お話。独立してチラシらグラフィックデザインを営む女性。ミュージシャンを夢みる
妹と、生まれてくる子供と3人暮らし。しかし父親の名を明かさず、シングルマザーの
決意きりり。未練たらしい別れた夫やら男達にはほっといてよ顔。妹と同様定職につかず
向精神薬頼りの彼氏には呆れ顔。そんな当人の妊婦腹はあり得ないほどの隆起を見せ
始め、ついにそいつは現れる。
美味しい幕の内をパクパク堪能するねこ。シチュエーションコメディ、ホラー、
人情ドラマのいいとこ逃さず盛り合わせ。シリアスでこそ可笑しく、可笑しいから
やがて哀しくつう、シリアスとコミカルのさじ加減上々。毒をうま味、飛躍をスパイス
として効かせ。演劇でしか、藤子・F・不二雄のSF短編でしかできない技が冴えて
憎いところ。飛躍で一層浮かぶ、ネガティブな人間味ある心情、不安と恐れ、憎しみ
と欲望をしっかり描き。つ、生きていく力とともにブライテストな方へ向かわせて、
観劇後感が心地良いねこ。
役者。桑原裕子、櫻井智也、羽鳥名美子ら人気者ゲストが三つどもえ。期待違わぬ、
当意即妙の演技応酬で楽しませてくれ。周囲が良く揃えたなぁな濃いキャラばかり。
十人十色の役者芝居を観る楽しみあり。
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