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＠北池袋 atelier SENTIO(2012/9/28-10/2 8ステージ)
http://www.atelier-sentio.org/atelier_SENTIO/top.html
全自由一般2500円 学生2300円 高校生以下1500円
構成・演出：橋本清 音楽：涌井智仁 照明：板谷悠希子 衣装：椙山K子
制作：山下茜 宣伝美術：原麻理子 web：平舘宏大（ブルーノプロデュース）
企画・製作：ブルーノプロデュース
出演
平舘宏大[ブルーノプロデュース]
スズキヨウヘイ[ブルーノプロデュース]
井上みなみ[青年団]
金谷奈緒[青山ねりもの協会]
南波早[なんばしすたーず]
畠山峻
堀内萌
2012/10/1(月)曇 8:07-9:35PM(1'28)前方上手 客席満席(35人)
客層：20-30才代、学生も多そう。女性過半数。
客入れ：満席で当日券は様子見。客席部分も白布で覆い、劇場ともどこぞ知られぬ
空間とし。通常のひな壇桟敷4列。折り込みチラシ少なめ。パンフ A4両面 挨拶、
プロフィール。カーテンコール1回。
初見の劇団。主催は東京デスロックで演出助手もされているとか。
舞台。☆やハート型のランプがいくつも下げられ。
構成。自分の名前の由来、愛の告白、コミュニケーションについて苦言、
自分と家族の思い出など。役者自身の記憶に基づいたというモノローグ、対話と
観客へのといかけあれこれ。
巧みに見せ、時に煙に巻き、自身と観客を刺激するシアトリカルなエチュード
シーン続々。見るだけでなく参加、考えさせ体感させる積極的なアプローチに
ふむふむねこ。他者の記憶を作劇のモチーフとするシリーズとか。そこらの難しさ
面白さは客として、よくわからず。とくに前半、見た目の実験性は強く。
先駆けて台詞を流し、肉声をエコーにして被せ混然としたり。あるいは感動的な
音楽や電飾を施しムードをつくっては断ち切ったり。役者陣は自由を演じられて
器用、機動力あって○。じっくり思考し、果敢に挑戦する作劇に感心、破たんの
ない表現にはちょっと物足りなかったりするねこ。
アフタートーク 9:37-10:07PM(30)
橋本清、涌井智仁、出演者
以下記憶を箇条書き。
橋本 戯曲を書くのを止めて、俳優のインタビューをまとめて劇化。愛というテーマ
について考えてつくった。
井上 自分のことを誰かが違和感、否定ではないが哀しさ。実家にいるので実感が
ない台詞もある。
金谷 違和感も楽しい。
涌井 サデスティックに積むのでなく時間を並べる。関係性だけで成立して金谷の
モノローグでドラマが始まる印象。自分には見えないものが見せている。
橋本 外を電車が通る音とか、全体で空間を考えている。
質問Ｑ１ 嘘の配分。
具体的にはない。嘘だったり本当だったりする。本当のこともドラマティックに
言えば嘘っぽい。（他者の記憶を語る危うさ）文章化するとまた違う、気づきが
ある。しゃべると距離感がでる。語ったことは共有意識にはなる。
Ｑ２ 今回は演劇的。
稽古場で記憶をいろいろ入れ替えてみた。ドキュメンタリーという言葉に惑わさせる
金谷 記憶も話してしまうと、自分から離れていくし、演劇的にするとなおさら。
涌井 音楽は虚構化の手法。
複数人 怖いといいながらつくっている、面白い楽しい。言葉にすると記憶が
無くなる感覚が凄い。
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