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＠日本大通り 神奈川芸術劇場 大スタジオ(2013/2/11-13 5ステージ)
http://www.kaat.jp
全自由(整理番号付) 前売3500円 当日4000円 学生2500円
演出:ダン・ローセンバーグ 脚本:岡田利規 翻訳:アヤ・オガワ
美術:ミミ・リエン 照明:ピーター・ウェスト 衣装:マイコ・マツシマ
音響:ケイティ・ダウン 小道具:キミサ・キャシン
ドラマトゥルグ:ジャッキー・シブリス・ドゥルリー 技術監督:鈴木康郎
舞台監督:中原和彦 音響:原嶋紘平(SONICWAVE) 照明:中山奈美
字幕制作:長島確 宣伝美術:小田島等
主催:precog、国際舞台芸術ミーティング in 横浜2013実行委員会
助成:公益財団法人セゾン文化財団、Mid Atlantic Arts Foundation
企画・制作:precog
出演：
メアリー・マックール ：ウサギのママ、マネージャー
アイーシャ・ヌガウジャ ：過去の岡田、ウサギのママ2
ジェイムズ・サッグ ：ウサギのパパ、坂口恭平
アレックス・トーラ ：ソロー、現在の岡田
ディト・ヴァン・ライガーズバーグ：現在の岡田、ウサギのパパ2
2013/02/11(月祝)晴 8:06-10:03PM(1'57)前方中央 客席満員(210人)
客層：20-30才代と中年層、男性過半数。
客入れ：板付き演出のため、開場開演定時12分前。開場時130人超。ひな壇に2列
通路，7列。左右袖に日本語字幕あり。折り込みチラシそれなり。パンフ A4
3ページ＋プロフィール1枚。物販。著作本。日本語台本収録の雑誌。
カーテンコール1回。
岡田利規原作を米国劇団が上演。
舞台。コンパネの無地壁。下手に机、上手にテーブルと椅子2、床に玩具を突っ込んだ
石炭な黒い盛り上がり。
お話。15年前と今の岡田利規を自身客観視しながら、生き方を語る実験作。
森の暮らしから自然を賛歌するデイビッド・ソローに救いを得たあの頃との再会。
震災、原発事故を経て、「建てない建築家」坂口恭平の思想と出会い、東京から
疎開した今の視点と問いかけ。
演劇的なアイデア、アイテムを活かし、率直に現在を浮かばせた、今見るべき秀作。
森と都市、過去と今ら語る上で、男と女、黒人と白人、日本と米国ら種々相対する
アイテムを重ねる仕掛け。奇妙で面白く、しかし効果的に際立たせ。一役多人数で
リレーとスイッチングするチェルフィッチュ同様、固着しない演出。1年超を経て
忘れかけた、福島-東京の今ある危機とやるべきことを改めて、正面切って投げかけ
たのにうむむねこ。そこら直球に変化球・「坂口恭平」をエキセントリックに演じる
役者芝居、周囲のとってつけたよな手振りの匙かげん旨し。
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