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＠与野本町 彩の国さいたま芸術劇場 大練習室（2013/8/14-15 3ステージ）
http://saf.or.jp/arthall/
全自由 一般・メンバーズ1500円
演出・振付：瀬山亜津咲[ピナ・バウシュ
ヴッパタール舞踊団]
照明:岩品武顕 音響:金子伸也 舞台監督:須田雅子
テクニカル・マネージャー:山田潤一 舞台部:小池由里子、中村兆成、萬菖浩男
照明部:阿部清二 音響部:藤木理成 演出助手:藤井咲意 小道具協力:布田栄一
プロデューサー:佐藤まいみ 制作:細田尚正、松岡真弥、石井おり絵、原口さわこ
助成:財団法人地域創造 主催・企薦・製作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
主催・企画・製作： 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
出演：
さいたまゴールド・シアター
石川佳代(69)、小渕光世(67)、葛西弘(82)、加藤素子(66)、神尾冨美子(77)、
上村正子(65)、北澤雅章(71)、佐藤穂子(80)、重本恵津子(8)、田内一子(67)、
高橋清(85)、滝澤多江(66)、たくしまけい(74)、谷川美枝(71)、田村律子(73)、
都村敏子(78)、寺村耀子(64)、遠山陽一(77)、林田惠子(63)、百元夏絡(70)、
益田ひろ了(68)、美坂公子(67)、宮田道代(64)、渡遷杏奴(71)、
other Members 石井菖子(77)、宇畑稔(79)、大串三和子(79)、小川喬也(76)、
倉澤誠一(68)、小林允子(69)、関根敏博(83)、高田誠治郎(81)、竹屈正武(70)、
ちの弘子(80)、徳納敬子(78)、中島栄一(82)、中野冨吉(82)、中村絹江(62)、
西尾嘉十(78)、森下竜一(84)、吉久智恵子(68)、
平山遼[さいたまネクスト・シアター]、市野将理[さいたまネクスト・シアター]
三原慶祐
2013/8/16(金)炎天下 2:05-3:26PM(1'18)中段中央 客席ほぼ満員（100人）
客層：20-30才代と中高年層。女性7、8割。
客入れ：1F廊下に待ち椅子50ほど。30分前に整理券配布、12人ずつエレベータに
のせ、番号順に入場。開場時70人ほど。雛壇にパイプ椅子5列。中央で後ろ気味が
見やすいし。折り込みチラシ少々。パンフ Ａ４両面 1枚。長い挨拶。物販なし。
カーテンコール2回3分。やんやの喝采、瀬山さんを呼び出して盛り上がり。
ヴッパタール舞踊団・瀬山亜津咲を迎え、ゴールデンシアター新たなる挑戦。
2014年本公演の過程公開公演。
舞台。袖にパイプ椅子20づつ。正面手前に1脚。
構成。エチュードの持ち寄り、ピナ〜瀬山演出の混交オムニバス印象。
・虫の音。正面に女1。お茶を飲み、ゆっくりと手を胸にあてるなど手振り。
浮き立つタンゴが流れるが、女のたたずまいは変わらない。
・運動会と縦列行進。一斉に向きを変えながら横並び。校則、社則など一言ずつ。
・中央椅子に座り、周りで掃除したり、お札をちらつかせたり、ちょっかいを出すが
無反応。座るものと周囲を交代、メンバーを変えてしばし。
・若手が大きく走り回り、女がかけより気遣う。一人ずつ語り、手振りなどで
ダンス。
・月下の明かり。下手で女二人が一升瓶で酒盛り。男のモノローグ、女の身体ぶり、
月を見上げる男女らが点在。
・若者2人、痛がるのをかまわずストレッチ。上手でモブ、片足立ちで静止。先頭の
数人を除いて、みなふらふら。男性陣はダメだと根をあげて、奥の壁に背をつけて
しまう。
・女性陣、手前、横並びの椅子に座り、ストッキングを脱いで、足湯。ビリーホリデー
恋人よ我に返れ♪。一人ずつ手振りをしては隣にリレー。
・中央、男がなにかを引き抜こうとする。もう一人助けを呼ぶが、手を出さず指導を
始める。駄賃・生ビールで決着つけて力をあわせる。
・一人の女性を若者三人が追従、サポートする。女性を変えながら。女１、床に座り
ポージング。
・スカートがきつくて、ホックかけてもらうとするがなかなか。できてお尻を向け、
腰をふり。出演者の名を呼んでは空にその名を書く。つりをする男性、踊る女、
走る若者、4人でユニゾンダンスが同時多発に点在。
・壁際のバーにぶら下がり、なまけもののまねをする女。
・男達にお願い、腹這いで頬杖をついて頭をあげてもらう。めがけて、すいか割を
始める目隠し女。男達は必死にそらすよう誘導、転がって逃げ回り。男達に
逃げられ女は棒をまっぷたつ、ばちにして太鼓をたたく振り。
・中央、椅子を二つずつ対面。シニア男女1組、若手１と客席から女性1人に協力
願い、座ってもらう。見合いの口上。シニアの男性がお客の女性がいいそぶりを
みせてたしなめられる。連れだって退場。
・片隅で女が編み物をほぐして、不平。男女ペア7組でチークダンス。
・男性が貧しかった少年時代と、今も政治活動に関わり機関誌を早朝配達している
ことをモノローグ。背後には後ろ向きで体育座りの一団。後ろ向きに胸を手で
何度もうちつけるなど手振り、前を向いて続け。
・クラップ、ステップを刻み、賑やかに総員ダンス。円陣を組み、３、４人ずつ
センターで元気に踊り。
・男が座布団を置いて、講談の一くさり。少年時代に覚えたのがふっとでてくる。
ルーツなんてろくなものではない、と毒を吐いて、暗転。
人生を、人間を、私を演じ、踊る。ここにいて生きていることの喜び、その綴れ織り
のよう。演じるもの、観るものどちらにとってもギフトな公演。本公演がとても
楽しみねこ。ダンスと冠してるけど、演劇エチュード集。口だけでなく、振り付け
加味し、より積極的によく動く、主に手をつかう。関係性をつくり、反応を試す、
遊ぶ。身体表現なら言葉にならないもの、人生ベテランの濃いキャラぞろいなので
なおさらに表現でき。というかすっと上澄みが汲み取れる印象。後半〜終盤、
美しく、エモーショナルな場面が多々あって、見入ってしまうねこ。
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