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 Performing Arts Company VOGA 第9回本公演「DIGITALIS 〜隠サレヌ恋〜」

 @京都 吉田神社野外特設舞台(2013/10/31-11/4 5ステージ)
 全自由 前売 3500円 当日4000円 学生 前売・当日共2500円(要学生証提示)

 原案:太宰 治「葉桜と魔笛」 脚本・演出・音楽:近藤和見
 舞台監督:渡川和彦(渡川組) 美術統括:水波流 美術監督:西村立志
 照明:高円敦美 音響:田鹿充・大屋努 映像:吉光清隆
 衣裳:TAEKOSHIMIZU・樹下由紀 メイク:福田桃子 音響機材:松尾謙(SOUND-1)
 演出助手:杉本誠 舞台進行:中島義人・井上瑛里加
 ダンサーオーガナイズ:日置あつし(SUGAR&salts/n.s.dye.h.)
 記録映像:松浦莞二(スタジオkk) 記録写真:井上嘉和 表紙絵:タムラグリア
 宣伝美術:北村美沙子 制作チーフ:星川ユリコ
 主催:Performing Arts Company VOGA http://www.lowotarvoga.net
 後援:吉田神社 http://www5.ocn.ne.jp/~yosida/
 出演:
 草壁カゲロヲ:太宰
 渡辺綾子[イッパイアンテナ]:サチエ

 谷弘恵:姉・登史子
 土居志央梨:妹・和歌子

 水本佳奈子:青年M・T
 田中浩之[Will Be SHOCK Entrance Gate]:青年A
 古野陽大 :青年B
 玉城大祐[「発泡鉄」「デ」]:青年C

 家族A
 タナカ・G・ツヨシ:父
 住吉山実里:母
 うめいまほ :息子

 家族B
 横山直樹:父
 正田沙希:母
 昭和今日子:娘

 ミスター:DollsA
 小林三悠[ダンス以前]:DollsB
 益田サチ:DollsC
 坂下七海:DollsD

 袋坂ヤスオ:Negative

 渡邉智之[ムーズムズ]:Drums

 2013/11/3(日)雨 7:00-9:44PM(65?/休7?/90?)後方中央 客席満員(160?人)
 客層:20-30才代中心に幅広く。女性過半数。
 客入れ:神社境内露天客席。高めの舞台の前にパイプ椅子9列。一部聖域は縄囲いし
 座席未設置。全員雨合羽着用、略式雨具は無料配布。時折の強雨+冬並の底冷えで
 我慢大会の様相となり。制作は気配りよく、誘導などきちんとあり。折り込みチラシ
 それなり、輪ゴム止め。パンフ A5 3ページ。隣接する社務所に屋台設置。
 カレー、おでん、ホットワインなど提供。「プログレ宣教師」によるシャンソン
 投げ銭ライブ開催。物販。過去公演DVD、台本予約。カーテンコール1回1分。

 元維新派美術スタッフ、役者の草壁カゲロヲ主宰劇団。1997年旗揚げの中堅もねこは
 やっとこの初見。久々の野外公演とか。
 舞台。深々としてた森、本殿へあがる神社階段を中央。上手に姉妹部屋とドラム
 セット切替舞台。下手に高く一本柱。
 お話。厳格な父と暮らす姉妹。死期に近づいた妹に届く恋人からの手紙。盗み読んだ
 姉はある行動に出る。

 容赦ない雨の中、美しく哀しい物語を浸ってみるねこ。太宰世界を虚実まじりに
 多彩に拡張。物語の姉は太宰と文通し、不義の騒動。トカトントンら作品を家族の
 モブら会話と二拍子の維新派ゆかりのラップに反映。姉妹と太宰の心理をダンサー達
 に陰影豊かに醸し出す。激情はドラムのリズムで突き刺さり。それだけで神秘的なのに
 鎮守の森に映像投影。ニュートロンのとミクロマクロに想を巡らせ。夢の景色のよう
 で陶然とみるねこ。

 

 

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