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＠町屋 ムーブ町屋 ハイビジョンルーム(2014/2/7-11 9ステージ)
http://www.sunny-move.com/move/
全自由 前売･当日共2500円
音響：許斐祐 音響操作：女たち 照明：諸田奈美 舞台協力：森久憲生十TAC
宣伝美術：田中沙織 制作：くちばし
1.「町屋の火事」作:ふじきみつ彦 演出:鎌田順也[ナカゴー]
登場人物
中島真央[根がポジティブ]：金沢
水野伽奈子：店長
鶴まき ：水谷みずえ
はしいくみ[ブルドッキングヘッドロック]：山崎カオリ
2.「たまたま」作:新井友香[劇団宝船] 演出:飯田こうこ[ＫＵＵＭ１７]
登場人物
はしいくみ：琴美
宇野なおみ：佐保
徳元直子 ：助産師
3.「センチメンタル吐瀉物」作:福原充則[ピチチ５]
演出:飯田こうこ
登場人物
土田有未 ：上尾
深澤干有紀[ブルドッキングヘッドロック]：高梨
野々山椿 ：取手
田村朋世 ：宇津井
4.「こし…」 作・演出:鎌田順也
登場人物 女たち
2014/2/10(月）晴 3:05-4:30PM(1'25)中段中央 客席超満員（60人）
客層：20ｰ30才代中心、おばさんおじさんまで。女過過半数。
客入れ:開場時は数人。椅子3列、桟敷1列追加 通路まで入れてびっしり。
折り込みチラシ少々。パンフA5 3ページ。挨拶と配役。物販なし。
カーテンコール1回。
4話オムニバス。
１「町屋の火事」
舞台 テーブル代わりに段ボール、囲んで椅子。
お話。お店が火事、あろうことかお守りグッズ店、それって御利益なしってこと。
店員は励ますけど、内心引いている。連続放火魔の疑い。店員が実はと告白する
ことには。
居心地悪いですよな、微細な心理劇。もはや無自覚な悪意と怒りが意地悪な笑いを
生み、たまらない。
２「たまたま」
舞台。ソファとベビーベッド、コート掛け。
お話。生まれたての我が子、キャン玉が常任ならず不安なお母さん。もっとすごい、
エグい例で慰めるヘルパーさん。遊び人、ただいま不倫も実は子供ほしい欲の友達が
やって来る。平凡な日常をかき乱すような無神経な言動にかちんときながら、
大人な対応をするが、赤ん坊は我慢ならない？。
女の嫌なとこ、切ないとこの混交。ちくちく刺激するバカ野郎言動が苦笑を呼び。
表面化の心理も伺わせて、微細で味ある一幕。赤ちゃんの逆襲に拍手。
３「センチメンタル吐瀉物」
舞台。ダブルベッド。
お話。主婦たちがラブホテルで会合？。ママ友が風俗嬢、亭主が知らずにお客に
なっていたと、もめてる模様。売り言葉に買い言葉、そして不安への共感ありと
てんやわんや。
清濁って後者勝ちがちで笑わせ、ちょっとほろり。あれこれせめぎあって、
切ないいい話にと思いきや、キレイに見せないのにニヤリねこ。
４「こし…」
舞台。食堂 定員休憩所な机と椅子。
お話。近所の子供がまかないに来ている。食堂のおやじはセクハラが生き甲斐。
女将さんはいい人と、芝居がかっている。共通はなんでもかんでも自分でこしらえて
しまうこと。ちょっと変わった下町人情話に晴天の霹靂。町屋の放火魔が長女、
身代わりは近所の子供。女将と家族の攻防に、思いがけない事件。子供が聞く、
サイゼリアメニュー幻聴。それは町屋の人々がゾンビ化を告げる子供だけが聞こえる
警報、かつての惨劇を知る女将はたちあがる。
これまでの微細な心理劇傾向から一転の破天荒、今様アングラ、荒唐無稽展開。
ナカゴー鎌田さんらしいでたらめのおもしろさ。
微細から大胆まで、ととりどりの作風。毒気も聞いて、香ばしくスパイシー。
こういうのが好きですねこ。女優が粒より、全面活性化されていて、楽しませてくれ。
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