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＠京都 KAIKA(2014/4/4ｰ6 4ステージ)
http://www.fringe-tp.net/kaika.html
全自由 前売1500円 当日2000円
原作・構成・出演：ファックジャパン[劇団衛星]
台本：ごまのはえ[ニットキャップシアター] 制作：若旦那家康[ROPEMAN[35]]
音楽：横山ショーキー イラスト：サリngROCK[突劇金魚]
技術サポート：森永キョロ ドラマべラーター（演出アドバイザー）：
池浦さだ夢[男肉 du Soleil]、片岡百萬両[ミジンコターボ]、きたまり[KIKIKIKIKIKI]、
合田団地[努力クラブ]、竹ち代毬也、ピンク地底人３号[ピンク地底人]、
丸山交通公園[月面クロワッサン] http://fackmajapan.wix.com/love
2014/4/5(土)曇 11:04ｰ12:07PM(1'03)中段中央 客席満員（40人）
客層：20-30才代中心。演劇関係、同級生、肉親と広く。男女半々。
客入れ:パイプ椅子4列がウナギの寝床置き。中央よりが見やすいと誘導。
折り込みチラシ少々。パンフ A5 3ページ 手書き。物販なし。カーテンコール1回。
ごまのはえ脚本提供。前一人芝居の個人的な部分に母親の記憶を追加発展させた
新作とか。
舞台。広い会場の中央部、一坪スペースの周りに小道具囲み。下手に机とレコード
プレイヤー。後ろに空気人形、股間にヴォイスプレイヤー。上手、炊いた米が入った
炊飯ジャー。正面に後方に自分操作のミキサー。片側にマイクを取り付けたスタンド
状の竹刀。手前の床に大きな×印。踏むと危険なので、客席から声をかけてと
事前練習。
お話。自分の出生にまつわる母親の事情。その追想に駆られ、童貞のまま、いやさ
女性と深い関係を結べないことの悲しさ。焦りのあまり、公演お手伝いの子と
京都デート取り付け。すれ違いの出町柳駅をでてみれば、出会ったのは祖父、
そして少女期の母親。それが冒険の始まり。元林伸雄と俳優ファックジャパンの
分裂と対峙。童貞である悲しさの底に、血を繋げない情けなさがあることの気づき。
大切なものまで自分はフィクッションに、嘘にしてしまった、本当のことはなにも
なくしてしまう役者の業。母に、世界への申し訳/頭を垂れるに代わり、炊飯ジャーを
何度もたたく。ジャーはなにも悪くないのにね。
恥も外聞も捨てて赤裸々に、刻むように童貞男がいたす俳優修行。情けなく、ちと
自虐的、エロ寂しさがたっぷりと苦笑系。そこには母への、世界への愛情、暖かな
人柄が感じられ、とても優しい気持ちにさせられるねこ。私戯曲な内容も構造は
とっても演劇的。元林伸雄、役者ファック、母親を影のテープ肉声、空気人形を
交え、一人多役、複数一役。変化球を絶えず繰り出して、いきつもどり、繰り返し
して連ね。追想の多弁さを、葛藤の重奏を立体的、多彩に演出。ファックジャパン
単体の面白さを添えることを欠かさず、なお楽しいねこ。
アフタートーク 12:13-12:30PM（17）
元林三重子（母親）、横山ショーキー、ファックジャパン
母 （感想）生々しくて、殆どリアル、ばらしすぎ（全部嘘、台本があるんだよ）
横山（感想）最初は参加する迷った。昔対談をして音楽と記憶の話をしたことと
今回の話が重なって引き受けることに。
母 ロマンティックにきれいになっていて。小４で六年の男子と喧嘩をして勝った。
やればできるという思いが一生の出発点になっている。どうやってまかしたは
覚えていない、（ギャラリーから）拍手が沸いたことは覚えている。私が私で
なくなった瞬間、今生きる生命力になっている（京都の男の人とは）たぶん先祖が
引き留めた。今は幸せと。ファックがかわいらしいという話。
横山（演奏は生、階段で弾いている。なぜ炊飯ジャーを叩くラストでアメイジング
グレースなのか）懺悔する感じ、謝りたい気持ちを作れるのは音楽だけと思って。
母（作らないけど、今回は結婚編までだが続きは）あなたを育てるのは苦労した。
名前のゆえん、祖父が人にものいえる人物にしようとつけた（ファック 知らず
びっくり）
質問コーナー
Ｑ１ ごまさんの本を読んで。
ファック 最初はすごえ興奮した。いわれて気づくことがあった。個人的な話を
もっと広く大きなものにしてもらった。公にできないことをができる話にして
もらったなと。
Ｑ２ 2年前にファックさんと夫婦役で競演して、暖かい人だと思ったが、
今日舞台をみてお母さんをみてその訳がわかった。中略。いい時間を過ごさせて
もらった。
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