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 福留麻里「川に教わる」

 @横浜 STスポット(2014/12/12-15 5ステージ)
 http://www.stspot.jp/index2.html
 全自由 前売2500円 当日2800円 学生2000円

 舞台監督:原口佳子(モリブデン) 音響:牛川紀政 照明:吉本有輝子(真昼)
 宣伝美術:qp 主催:福留麻里 NPO法人STスポット横浜 特別協力:急な坂スタジオ
 ダンス:福留麻里 https://twitter.com/fukumame12

 2014/12/13(土)晴 2:03-2:57PM(54)奥より上段 客席ほぼ満員(27人)
 客層:20-30才代中心、子供連れから中年層まで幅広く。女性過半数。
 客入れ:開場開演15分前。入場時数人。中央長手方向一杯にステージ、両壁際に
 高低ベンチ席。舞台はわたれないので正面内側を通り、横断。表からはわからない
 けど中で映像上演あり。折り込みチラシそれなり。パンフ A4縦半分。物販なし。
 カーテンコール1回。

 ほうほう堂・福留麻里 初のソロ作品。
 舞台。コンパネの主舞台が前後一杯。中途、くねった枝先に電球装置。
 構成。身体ぶり、ダンス、発話。
 ・客入れ時から仰向けで横たわり。スニーカーを脱ぐ、舞台を小刻みのステップで
  横断する。
 ・川が流れる音。両手にスニーカーで歩く、発話する。真っ昼間の自転車。中でする
  おしっこは気持ちいい。泳ぐように、転がり、また仰向けになる。
 ・問いかけ。皆さんはカッパを見たことがありますか.スニーカーを放り投げる。
  天気のこと。震える。ずりずりしながら移動。種々仕草まじえ。うつぶせて、
  世界は夕日色。
 ・豆知識語り。走っては。子供の頃川へ落っことした水着を着て授業、匂いが。
  手振り、泳ぐ。なにか気にする。
 ・着替え。脱いだTシャツを吊す、よく見るとルアーになっている。
 ・枝分かれする。
 ・スニーカーを咥えて。泳ぐ。
 ・暗がり。パタパタとなにか走る。
 ・腹ばいになって滑る。スニーカーを背負って歩く。落とすと立ち止まって回収。
 ・発話。鳥が集まるら。仰向けに横たわる。

 具だくさん、地味も味わいしっかりとして潤沢。ダンスと言葉、互いに阻むこと
 なく、案配良く共存。気まぐれのように散りばめられた言葉、イメージ。
 バラバラも、ダンスとも緩やかに同じ方向の流れを感じさせて、力強く。スニーカー
 を手に取り、背負いと、子供の遊びのようだけど、真摯で直向きものあり。
 スニーカーは川に心寄せる自身の見立てかしらん。

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