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 はなもとゆか×マツキモエ「WORM HOLEワームホール」

 @駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2017/06/15-18 4ステージ)
 http://www.komaba-agora.com/
 全自由 一般 前売3000円 当日3300円 学生 前売2000円 当日2500円

 振付:花本ゆか、松木萌 構成・演出:松木萌 舞台美術:奥中章人
 照明:Yann Becker 音響:BUNBUN 舞台監督:河村都(CQ)
 制作:長澤慶太、山根千明 宣伝美術:KODAMA satoshi
 宣伝映像:西垣匡基(ヨーロッパ企画) 音楽協力:Public on the mountain
 写真撮影:山口真由子 http://www.hmdance.net/
 出演:花本ゆか、松木萌、伊藤彩里、山田春江

 2017/06/15(木)曇 7:35-8:31PM(55)前方中央 客席満員(40人)
 客層:20-30才代。男性過半数。
 客入れ:整理券なし。支援会員、予約順で受付入場。雛壇に椅子4列。前方中央が
 見やすいと誘導。折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。物販なし。
 カーテンコール1回。

 舞台。半透明のビニールトンネル、空気を孕んで長大。
 構成。・内外で二人泳ぐように、歩行。時にシンクロ動作。声出し。
 ・花本ソロ。仕草、バレエぶりに麻痺。ワームホールへ尺取り虫。
 ・デュオ。引きづり込みもてあそぶ。はっちゃけ。花本さん乙女芝居。カラオケ。
 ・ドールな伊藤、山田二人がさわりあい。花本、松木参加してコンタクト。
 ・テクノ♪。なにも考えず〜リフレイン。松木+3人。
 ・ビニールの頭〜儀式めき。花本達、麻痺を入れてダンス。
 ・モノローグ。子供の名前。語りながらダンス。デュオ、ユニゾン。対で。
 ・千年経てば幸福…、そこに私たちはいない。

 ホット(乙女 花本)とクール(松木)、二人の個性が楽しめ。エモーショナルな
 花本さん、言葉にダンスがつれ。ソリッドな松木さんと好対照。二人ともバレエ
 ベースの伸びやかさに、麻痺と力みが混在するのが面白いところ。

 アフタートーク 8:37-9:10PM(33)7割居残り
 杉原邦生(KUNIO主宰/演出家・舞台美術家)、木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
 花本ゆか、松木萌

 場繋ぎのゲストトーク。自身の近況報告と関係性。京都造形大で同級。群れない
 二人と浮いている自分達でシンパシイを感じて。娘道成寺では振付アシスタントを
 
 木ノ下(感想)体のタイプの違い。花本さんの表情、虚構でない表情。方や
  松木さんのシャープな表情、ともに存在の哀しさ感じさせる。物語について
  語る木ノ下。生命の哀しさを。
 杉原 展開あり、広がりあり。ダンスを言葉で回収する無意味さを。歌謡曲の歌詞の
  重要度が減ってきているが、今回も歌詞が入っても無意味だなと。
 杉原(当時の大学講師陣について)あそこから出発したけど、今ここにいるなと
  納得した。ダメと言われたことに反抗したことを経ての今。
 木ノ下 ダンスのトークは難しい。言葉を与える暴力、しかし裏返る瞬間がある
  面白さ。意味が無い…(Perfume)も繰り返していると不快。その前の西野カナは
  暑苦しい。しかし当て振りでもないコンテンポラリーでもないし。
 松木(タイトルについて)出演者の子が見つけてきたワームホールの解説のこと。
  西野カナ「恋」の20分ダンスから出発して。理想の家族をまとめて、宇宙よりに。
  花本劇場と呼んでいるものについて。
 木ノ下 社会にかっこ付けない。
 杉原 30代はもう勢いだけではないし。


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