[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）

　ホフェッシュ・シェクター ShechterII「POLITICAL MOTHER UNPLUGGED」

　＠Theatre de la Ville - Paris パリ市立劇場
    (日本時間での配信日程 2020/12/27,30，2021/1/2,4 4ステージ 追加1/6〜9)　
　無料ストリーミング配信 →URL　

　振付・音楽：Hofesh Shechter　照明：Lee Curran 衣装：Merle Hensel
　映像：Shay Hamias 音楽共作：NellCatchpole＆Yaron Engler
　パーカッションアレンジ：Hofesh Shechter＆Yaron Engler
　追加音楽 J.S. Bach, Cliff Martinez, Joni Mitchell, Giuseppe Verdi
　出演：
　JARED BROWN（アメリカ）
　JACK BUTLER（イギリス）
　MARlON DE IHARNACE（フランス）
　CHIEF-HANN CHANG （台湾）
　EVELYN HART（イギリス）
　CHARLES HEINRICH （フランス）
　EVELIEN JANSEN （オランダ）
　ROSALIA PANEPINTO （アメリカ／イタリア）
　JILL GOH SU-JEN （シンガポール）
　NIEK WAGENAAR （オランダ）

　2021/01/02（土）7:01-8:24PM(日本時間 14分+68分)視聴者550人ほど

　2010年初演、再演がコロナ禍で延期、替わり世界へ無料配信となったもの。
　アジア向時間帯があって親切。残りは1/4 6AM、追加で6〜9。
　冒頭インタビュー他映像収録14分。

　構成。鎧侍が自らの腹を剣で刺す。男性デュオ、人数増し。両手をかかげる独特の
　振りをいれ。熱狂的な儀式めき。ラフスケッチ、粒子されたアニメ映像。
　デマゴーグめいた男の映像、みな手をあげて万歳の形で苦しげ。熱狂と静寂、通底
　する抑圧。ユニゾンとカオスな動きを繰り返す、重いムードの群舞がつづき。
　業音より静寂が恐い。
　ピストルを突きつけられる男と女は俘虜？。かなたでモブは熱狂。抱き合う二人。
　祈りのような、静謐な群舞ユニゾンなど、後半は趣を変えながら展開。
　終盤、ダンサーの背後に「WHERE THERE IS PRESSURE THERE IS FOLKDANCE」の文字。
　リプライズダンス？。デマゴーグの男ら再び。音楽は一転、Joni Mitchell
　「Both Sides Now」。
　
　タイトルの政治的、全体主義と思想上の暴力 が背景かしらん。抑圧された人々の
　屈託あるいはトランス状態のよな動きを激しい音楽、照明にのせて連綿。そこから
　団結や、ささやかな愛を求めるさま、そして律動する身体のプリミティブな熱気、
　力を感じて、ぐっとくるねこ。ラストに「Both Sides Now」、人生は勝利と敗北、
　もっと別なもの？と歌うけど、若い身体の圧倒的なグルーブを浴びると、最後には
　判らなく＝迷いでなく放たれた気分になるから不思議。

[月間一覧］