[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）

　MITAKA“Next”Selection 22nd　劇団普通「病室」

　＠三鷹　三鷹市芸術文化センター星のホール(2021/07/30-08/08 12ステージ）
　全自由（整理番号付）前売：一般2800円　財団友の会会員2500円
　当日　一般3000円　財団友の会会員2700円　学生：前売・当日とも2000円
　高校生以下：前売・当日とも1000円　早期観劇割引／平日マチネ割引　-300円

　作・演出：石黒麻衣　舞台監督：金安凌平　照明：伊藤泰行　照明操作：山内祐太
　音響：泉田雄太　音響操作：秋田雄治　舞台美術：袴田長武　舞台写真：福島健太
　宣伝美術：関根美有　演出助手：佐藤有里子　制作： 赤刎千久子[青年団／ホエイ]
　主催：公益財団法人 三鷹市スポーツと文化財団
　出演：
　用松亮　　：佐竹（右下のベッドの患者）
　渡辺裕也　：小林（右上のベッドの患者）
　折原アキラ[青年団]：橋本（左下のベッドの患者）、医師
　小野ゆたか[パラドックス定数]：片岡（左上のベッドの患者）
　函波窓[ヒノカサの虜]：片岡の息子、遠藤タケル（理学療法士）
　安川まり　：片岡の娘、小林の娘
　松本みゆき[マチルダアパルトマン]：片岡の妻
　小野寺ずる:橋本の娘、小林の担当看護師（遠藤の恋人）
　石黒麻衣　：佐竹の妻、佐竹の担当看護師

　2021/08/01(日)晴　6:03-8:08PM(2'05)中段中央　客席ほぼ満員(80人)
　客層：20-30才代中心に3世代。男女半々。
　客入れ：いつものよう、1番ずつ整理番号で呼び出し。感染対策。検温、手指消毒、
　セルフもぎり。雛壇に千鳥配置8列、最後尾未使用。当日パンフ A4縦折り。
　カーテンコール 松本さん1人。規制退場実施。

　2019年＠スタジオ空洞にて初演。初見ねこ。
　舞台。舞台〜客席雛壇まで真っ白。白い箱型の「ベッド」4。右手の二つ脇に車椅子。
　両袖に天井高さの白布　前後3層。中央最奥に窓枠が吊られ。
　お話。倒れて入院した父親(片岡）をみまう妻と急遽帰省した娘ら、大部屋の3人の
　父親達とその家族のまさに今と重なる昔。全編、茨城弁でつづり。

　飾らず、装わない、そんな人達がそんな風にいる偶像劇。入院という事件と家族の
　歴史という物語が、無為な白い場で繋がった私たちを彩り、ザワつかせる。
　学生〜初老のご夫婦まで、まんべんなく揃った客席の現在・過去・未来に響く、
　演劇の豊かさをとても感じさせる舞台。丁寧で精緻、でも堅苦しさは微塵も感じさせ
　ない悲喜こもごもの会話、言葉というか空気や匂いも多分に含んだ味わいが素敵。

[月間一覧］