[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠北千住 BUoY(2021/10/27-11/01 9ステージ)
全自由 前売3800円 当日4000円
作・演出：細川洋平 美術・舞台監督：西廣奏 照明：シバタユキエ
音響：nujonoto 衣裳・小道具：ほろびて 宣伝美術：酒井博子（coton design）
プロフィール撮影：佐藤健太郎 演出助手：渡邊綾人 ドラマターグ：浅野千鶴
制作：大橋さつき 助成：公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
企画・製作：ほろびて
出演：
藤代太一：アクニ
浅井浩介：ジュンパ
齊藤由衣：エスミ
和田華子[青年団]：いちき
はぎわら水雨子：かか
高野ゆらこ：ふあな
2021/10/27(水)晴 7:05-9:05PM(2'00)最前方より 客席満員(50人)
客層：20-30才代と中年層。男性過半数。
客入れ：受付・開場時15人ほど。7PMだと2Fカフェは閉店。感染対策。検温、
手指消毒、連絡先カード。よこ間隔は空けず、雛壇にパイプ椅子5列。床芝居が
あるので前方が見易し。当日パンフ A4 1枚。物販。ステッカー2種。台本はなし。
カーテンコール1回後規制退場。
舞台。客入れ時に水辺の環境音。手前上手にテント、中央ペール缶椅子ら。
奥側の元浴場スペース、上手にコインランドリーのマシーン3。とこどこを覆う布。
赤電球15が吊られ。
お話。ストイックにキャンプする男女3人。泥棒横行と知りながらコインランドリー
を利用する常連女性客と掃除バイト。いずれ訳あり。
ホントに悲しいと涙も出やしない、心に非情の雨降るハードボイルド。細川洋平が
一線を越えて描く、今と見えざる未来。失い続けるものたちの消え入りそうな声を
集めて描く、社会/人間の醜悪さ、儚さ、弱さ、美しさ。ガツンとくるねこ。
ありがちなメタファーや潜みのかたちにしない、覚悟ある生の力強さにまいる。
演劇的には怖さを含めて、楽しませてくれ。恐怖らは「語り」で現れ、想わせる
ことで増減。カットバックしながら、事の次第が明らかとなるミステリアス展開。
夢と現実の混在、内心の現れ。畳みかけてくる感じが辛いなあ、面白いなあ。
ラストのやるせなさが忘れられず、素敵。役者さんは全身全霊・全員野球で挑む感が
あって揺すぶられ。和田華子さんは毎日社会復帰できているのか。高野ゆらこさんは
厚情を注いで、この舞台でも大事な存在。
[月間一覧］