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＠下北沢 ザ・スズナリ(2022/01/01 1ステージ)
全自由 前売4500円 当日5000円
出演：
新垣隆 (ピアノ)
大友良英 (ギター etc)
小暮香帆 (ダンス)
2022/01/01(土)晴 5:03−7:20PM(60/休17/60)前方中央より 客席4割(35人)
客層：20-30才代中心に3世代。男女半々。
客入れ：ベンチ1、雛壇8列、横間隔あり。当日パンフなし。関連CD販売。
カーテンコール2回。
舞台。下手アップライトピアノ、上手ギター。
構成。M1 リリカルにピアノ、ギター。小暮さんは客席から舞台へ。濃紺ジャケット、
ボレロ襟の白柄シャツ、真緑のショートパンツから素足、赤い靴下にスニーカー。
緩急豊かに手先の動きまでしなやか細やかに。ピアノの後から出たり入ったり、
壁に貼り付いたりと奇態あり。ギターからノイズ、演奏が高じると逆にゆるやか。
ダンスも一方ならず。30分ほど。
MC 新垣さん。大友さんと20年振り。脈略なく突然、幼稚園時代のことを聞きたいと
(なぜ？）。好きだった先生のこと。大友、男は身近な女性に惹かれがち、昆虫と
一緒（笑）。世代違い、見ていたTV番組のことあれこれ。よく覚えている2人。
3人の世代を一言でいうと、スーパージェッター、ゴレンジャー、セーラームーン。
M2 サティ・グノシエンヌ（かな）＋大友 ノイズギター。小暮さん、彷徨歩行。
MC サティが東ヨーロッパ音楽の影響を受けたこと。大友さんがカラーTVの赤に
衝撃を受けたことを折り込んで表現。大友 あの頃は山下毅雄の音楽を知らずに
沢山聞いていた。初期ルパン三世、タイムショック…。新垣 今回はＴＶっ子の
先輩である大友さんとの会、後半はあまちゃんの音楽を中心として…(笑）。
休憩
M3 メロディの断片いろいろの2人。正面搬入口から小暮さん登場。人形めく、舞台へ
飛び降りる。靴下脱ぎ，後裸足。幻想めく2人それぞれの音の狭間で泳ぐように。
大友さん、鳥やカエルの声、弓で弦を弾くなど。小暮さん、揺れる、延びる。
ピアノ短音＋ギターかきむしり。小暮さん、つま先直立〜躍動。サティのメロディ
混じり。壁際に横たわる。ピアノを叩く、ギターを叩く、小暮さんは客先前床に
寝そべり、足上げて舞台面にドンと繰り返し落とす。戻って新垣さんの椅子後方に
しれっと座る。離れてグングン踊る。2人、パーカッシブな音のセッション高まる。
小暮さんは逆にスローで場の高揚感高め。終えてカーテンコール。
MC アンコールはお客さんのリクエストあれば（なし）。休憩時間に武満（徹）さん
をどれだけリスペクトしているかで競い合った。最後の曲は武満さんへ。リリカルに
らしい楽曲、しばし後ギターからのノイズ。小暮さん、膝立ち〜手を前に延ばす。
ゆっくりと歩行。やがてピアノの裏へと。ギターから鐘のような音出し。
現代音楽とジャズ、コンテンポラリーダンスが三つどもえ、フリースタイルのライブ
セッション。予定調和のメロディー、リズムはなし、意表をつく演奏法とも変化を
続けて油断ならず。素晴らしい音の饗宴をワクワクと楽しむねこ。2時間超ももっと
聞いていたかったねこ。小暮さん、付かず離れずのほどよさで緩急自在に応答して、
目が離せない。フォルムの美しさも堪能。幕間の新垣さん、大友さんのTV回顧トーク
が面白く。新垣さんの意外に不思議おじさんキャラと、大友さんの若やぎには
驚かされ。
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