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＠下北沢 OFF・OFFシアター（2022/02/16-23 11ステージ）
全自由 前売3500円 当日4000円 U-22割引2200円
作・演出：細川洋平 美術：西廣奏 照明：シバタユキエ 音響：nujonoto
舞台監督：西廣奏 衣裳・小道具：ほろびて 衣裳補：佐齊藤由衣
宣伝美術：酒井博子（coton design） プロフィール撮影：佐藤健太郎
制作補佐：浅野千鶴 制作助手：富髙有紗 制作：大橋さつき、ほろびて
主催・企画製作：ほろびて
出演：
辻凪子 ：鞘子(高三、片手が刃物になる）
和田瑠子：間々（鞘子の母）
阿部輝 ：青伊知（間々のひも）
藤代太一：宇Ｌ/宇Ｒ
三森麻美：まどか（宇Ｌの祖母）
2022/02/17(木)晴 2:01-3:46PM(1'45)最前方より 客席ほぼ満席(40人）
客層：20-30才代中心に2世代。男性過半数。
客入れ：開場時5，6人。感染対策。検温、手指消毒。雛壇に5列。当日パンフ
A4 1枚。期間終了後のZOOM座談会の案内あり。カーテンコール1回後規制退場。
舞台。舞台の半分・前方に脱色した紙製ブッシュの一面。もう半分に黒テーブルと
椅子2。とこどこ鉢植5、正面の格子につたかずら。上手の楽屋は丸見え状態。
お話。目が醒めると娘の左手先は刃物になっていた。母の方がパニック、貧窮に
追い詰められ、恋人（ひも）と疎遠の事情もあり。一方、間々がヘルパーを務める
老女は過去に囚われ、振り回されるヤングケアラーの孫は逃げたい思いを打ち消す
日々をおくっていた。
今回もまた暴力と人間を見つめ。無為の暴力性、当人の意にそぐわなくとも牙を
剥き、人を傷つけ、追い詰めてしまうあれこれ。奇抜奇想のしかけと、生々しい
現実味ある修羅場の混交から普遍的なものを浮かばせる感。戦争と人間、人類史が
重なって見えるような、小さくて大きな作品と思うねこ。ラスト、鞘子が踏み出す
ブッシュ、荒野、それまで未踏扱いの美術が活きていて○。
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