[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠池袋 スタジオ空洞（2022/07/21-24 6ステージ)
全自由 一般前売3000円 当日3300円 学生2500円 高校生1000円
シルバー割(65歳以上)2000円 ゴールド割(70歳以上)1500円
作:ウジェーヌ・イヨネスコ(1962年) 翻訳:安堂信也 演出:豊永純子
舞台監督・音響効果・声の出演:田中完(鈴舟) フライヤー撮影: 中橋一弥
フライヤーデザイン/似顔絵：豊永純子 当日制作：一川幸恵
著作権代理：(株)フランス著作権事務所 主宰・企画：山森信太郎
共同企画：中村早香 企画・制作：髭亀鶴
舞台で使っている、生音を出す道具の名前(当日パンフより）
イタコッパー ：板のコッパ。投げ捨てたり、踏んだりして音を出す。
ケーン・ハリー ：サーキュレーター。外からの風の音。
ドュ・エレクティカ ：部屋のスイッテ。舞台監督さんの家で本当に使われていた。
バズバブール ：シャボン玉。埃が舞い上がる音。
ハリス・ポン・トワール ：先に針が付いた長い棒。物を破壊して音を出す。
ハリセンフォード ：ハリセン。叩いて騒音を出す。
パンテプール ：木で出来た二組の板。お互いをぶつけ合って音を出す。
ビヨンドール ：楽器。ビヨンビヨンと音が出る。鳴らしながら踊ると良い音になる。
ファンティーヌ ：うちわで扇ぐ音。そよそよと優しい。
ブリュッシャー ：洗濯板。棒で擦って窓の開け閉めの音などに使う。
ラ・カホーン ：楽器。カホン。叩く。
ハーミー ：ハーモニカ。陽気な音楽を奏でる。
出演:
中村早香[アマヤドリ]：男
山森信太郎[髭亀鶴]：女
2022/07/22(金)晴 7:35-8:32PM(57)最前方より 客席ほぼ満員(45？人)
客層：20-30才代中心、男女半々。
客入れ：開場時数人。感染対策。検温、手指消毒。ミニ椅子1、雛壇にパイプ椅子5列
サイドに1列、いずれもクッション追加。当日パンフ B5 3ページ。演出豊永さんから
諸注意。音が大きい、刺激の多い舞台。この位の音量とデモ＞耳栓の用意あり。
前がより刺激を体感できると移動をお奨め。開演前後は写真撮影可（拡散は前のだけ）
物販。Tシャツ2500円、ステッカー。カーテンコールなし＝終わらない舞台。
「髭こと山森信太郎が観てみたい演劇の企画を行うプロデュースユニット」との
こと。俳優・中村早香さんが20年前に観た公演（西悟志演出 利賀演出家コンクール
優秀演出家賞授賞）の面白さにいつか上演をと思い続けていた作品とか。
舞台。黄色と桃色の風船壁、窓は半透明色。正面上手に箪笥、上下にドア。
中央奥に緋色の平台(ベッド）、下手手前に化粧台。
お話。男女が亀とかたつむりのことで噛み合わない言い争いを続けている。外からは
騒乱の音、戦争か革命かただならぬ様子が伺え。騒ぎは二人の部屋にも及ぶが、
舌線は止まらない。
賑やか趣向の演出が楽しい、アナログ至上効果マンな舞台監督さんが過分に活躍。
戦争、騒乱の暴力をシュールに劇化、ポップに風刺しつつ、生音らで脅威を骨子と
残し伝えて、巧いところ。字面だけだと不毛な対話を塩梅よく肉付け、人間味ある
ものとする俳優二人○。凸凹な見た目の取り合わせとキャラも名コンビな印象。
[月間一覧］