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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2022/10/13-17 6ステージ）
全自由 一般前売り3800円 当日4000円
脚本：竹田モモコ 演出：チャーハン・ラモーン
舞台監督:中嶋さおり（BS-Ⅱ） 舞台美術：柴田隆弘 照明：葛西健一
照明オペレーション：葛西健一、鎌江文子 音響：河合宣彦（株式会社Road-K）
音楽：マツキクニヒコ（フラワー劇場） 演出助手：鎌江文子
イラストとチラシデザイン：チャーハン・ラモーン
制作：寺井ゆうこ、安井和恵（クロムモリブデン）
企画制作：ばぶれるりぐる／（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演：
是常祐美［シバイシマイ］：富田しおり（富田家長女）
竹田モモコ ：富田喜美子（富田家次女）
高阪勝之[男肉 du Soleil ］：諫山圭吾（男）
蟷螂襲［PM/飛ぶ教室] ：吉田喜八郎（ヨロ）（なやの従業員）
泥谷将［Micro To Macro］：坂元照信（なやの従業員）
2022/10/15(土)晴 1:00-2:48PM(1'48)中段中央 客席8割(40人)
客層：3世代、男女半々。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。開場やや押し、10人ほど。通常客席 5列。
当日パンフ A5 3ページ。物販。上演台本1000円 公演DVD。カーテンコール1回後
規制退場。
第26回劇作家協会新人戯曲賞受賞作。コロナ禍で上演が延期、昨年ツアー開始し、
東京が最終とか。作家出身・高知県土佐清水市の方言「幡多(はた）弁」使いが
特徴、いびしないとは汚れてる、散らかっているの上位語とか(ハード！）。
舞台。鰹節の中でも土佐清水の宗田節工場＝節納屋（ふしなや）の事務所。
リアルな造作でトタン壁三方、下手奥に入口ドア、中程にテーブル、手前に木箱
積み。正面カボ沿いに作業机、ファイル棚、ノートパソ置いた事務机、冷蔵庫
転じて棚。上手にソファと机。
お話。節納屋を切盛りする、富田喜美子。しかしコロナ禍で経営は厳しい、ため息の
夜に空き巣がやってくる。やけっぱちか、喜美子は男に自分を刺せと迫る。恐れを
なす男に逃げだそうとするが果たせない。勝手に語られる、語る内にそれぞれの
真意が見えてくる。
なにこれ面白いな不条理から始まり、閉塞感や劣等感を感じながら生きる人の心の
湿り加減に気が寄せられるという。方言使いや独特のキャラが際立つけど、中身は
柔らかくて日常的、コロナ禍の今日に通じ。鰹節からいい出汁だしてきたなあな
印象。出入口ドアの開け閉めが人による仕掛けと解けていく顛末も重なるよう。
蟷螂襲さんの好きなとこ(キャラ）がまた一つ増えて嬉しいねこ。
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