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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2022/11/24-12/06 17ステージ）
全自由 前売 一般4000円 U-25 2500円 予約（当日精算）・当日 一般4500円
U-25 2500円 高校生以下500円
作・演出：福名理穂 舞台美術：泉 真 音響：佐藤こうじ（Sugar Sound）
音響操作：たなかさき（Sugar Sound） 照明：山内祐太
舞台監督：岩谷ちなつ 演出助手：坂本奈央（終のすみか）
イラスト：三好 愛 宣伝美術：中北隆介 当日運営：大橋さつき[猫のホテル]
制作：込江 芳、半澤裕彦 企画制作・主催：ぱぷりか
出演：
占部房子 ：赤木かすみ (44歳) シングルマザー・蟹座
富川一人[はえぎわ]：宮本将太朗(39歳) かすみの弟 牡羊座
林 ちゑ[青年団] ：宮本紗々子 (32歳) 将太朗の妻 射手座
阿久津 京介[DULL-COLORED POP]：柴田大志(25歳)
かすみの職場の後輩 乙女座
岡本唯[ぱぷりか/時々自動]：赤木初衣 (20歳) かすみの娘 魚座
2022/11/27(日)晴 1:00-2:44PM(1'43)中段中央 客席9割(40人)
客層：20-30才代中心に2世代。、ベテラン女性連れあり。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。開場時10人弱。椅子5列。当日パンフ A4 1枚。
物販。上演台本。アンケート書きでスタッカーもらえ。カーテンコール1回後規制退場。
岸田國士戯曲賞授賞後の新作長編。
舞台。極リアル造作のリビング。下手テーブル、背もたれ有無の椅子4。上手3人掛け
ソファ。壁2面に大小ラック。玄関は下手引き戸から、ほか風呂場らへ開口2箇所。
ほか、クーラー室外機を置いた外壁、ベランダあり、いずれもホンモノかと見間違う
ほどの造り込みがなされ。
お話。広島の郊外都市。夫に子供とも捨てられたトラウマからスピリチュアルに
傾倒するようになった母親と、束縛から逃れたい／置き去りにできないと煩悶する
若い娘、2人を気にかける家族、友人。そんな日々に身近で殺人事件が起き、母子の
生活にも悪い影響が現れてしまい。
たいぎいは広島弁で、面倒くさい＋だるいの意味とか。占部さん演じる母親がまさに
そう。勝手なのだが何か頼りなしには生きられない人。自他とも認めるところからの
騒動を描くけど、ありげに情に走る、希望にすがる、音楽で美化する等装うことは
せず。頼り／頼られて生きていく、人の家族の気質を、柔らかい冷静さで浮かばせた
印象。演技、その交換、美術の生活・年代感が緻密、親密に観客の現実とも結びつき
やすくしてる感。自分の家族のたいぎいを連想もしたねこ。久方に観る占部さん、
危うく愛らしく、一時も目が放せなかったねこ。
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