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＠池袋 東京芸術劇場 シアターウエスト（2022/12/16-25 14ステージ）
全指定 前売8500円 夜割8000円 高校生以下3000円 当日券500円増し
作・演出：水野美紀[プロペラ犬]
舞台監督：筒井昭善 演出助手：猪俣利成、西野優希 美術：照井旅詩
照明：斎藤真一郎 照明操作：栗橋佳菜子 音響：佐藤こうじ（Sugar Sound）
音響操作：日本有香（Sugar Sound） 衣装：小野涼子
ヘアメイク：大貫茉央、今家真美 映像：＆FICTION! 振付：入手杏奈
音楽：伊真吾（OVERCOME MUSIC） 宣伝衣装：YOSHIKI
アートディレクション：大柳玲於 宣伝美術：追里ガナヨ ロゴデザイン：二朗松田
票券：野田紅貴 WEB：株式会社ワザモノ 宣伝：キョードーメディアス
制作進行：小泉沙百合 アシスタントプロデューサー：水野彰弘、田代麻依
プロデューサー：宮下貴浩（株式会社ルビーパレード）
共同プロデューサー：中道正彦 企画・プロデュース：水野美紀
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業 主催:プロペラ犬
出演：
崎山つばさ：ミチル
定本楓馬：元気（ミチルの幼馴染）
鳥越裕貴：空気（シアターイーストと間違えてやってきた役者）
浅野千鶴[味わい堂々]：テルミ（ミツルの母親）
水野美紀：ミチルの祖母
ノゾエ征爾[はえぎわ]：ミチルの父（僧侶）、雄一郎（ミチルの祖父）
西野優希[東京マハロ]：たかこ（ミチルの姉）
安里勇哉：元気の父親、おばあさん、夜の精
入手杏奈：元気の母親
江藤萌生：あかり（元気の妹）
宮下貴浩：火の精
福澤重文：もちの精、優作（ミチルの叔父）
竹内真里：鳥の精
猪俣利成：時間の精
武藤心平[７％竹]：裁判長、警官、刑務官、介護士
小口隼也：警官？、刑務官？、介護士？
2022/12/24（土）晴 6:00-7:56PM（1'53）前方下手 客席満員（200人）
客層：ほぼ全員20-30才代女性。2.5次元演劇ファン？。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。最前B列 通常客席。
当日パンフなし。物販。パンフ B5 3500円 プロマイドセット1000円。
カーテンコール3回後規制退場。
6年振り本公演とか。
舞台。灰色の古い家・廃屋、襖障子の小部屋を斜に置き。二階はシースルー、
四角い提灯、お寺の火灯窓。全体2つの同じ家が合わさった感、上手に屋外階段、
下手の内側にもあり。
お話。他人が理解できず、また理解されないミチル。家族とも隔絶。唯一親交が
あるのは幼馴染みの兄妹。秘やかに河辺でホタルの繁殖にいそしみ。見守るのは
「青い鳥」に登場する精霊達。しかしそこも安住の地ではなく、追い詰められて
しまうミチルであった。という物語を上演するシアターウエストへなぜかシアター
イーストに出演の役者が紛れ込んでしまい。
マイノリティの青春残酷物語を現実、童話、紛れ込み役者の世界のレイヤーで
メタに、やがて混交して描いていく（かしらん）。ミチルの物語はハードコア、
とりわけ若い役者達が刻むように演じて、ひりつく痛みと胸打つ哀しみで迫り。
断ち切れない家族の物語でもあり、等身大の親子の姿は沁み。ダークファンタジーを
冠してるけど、エンタメの心は失わず。2.5次元演劇、ダンスと歌、チャリ場の笑い
など散りばめ。堕としはしない、させないキャラと観客への愛ある視点が確かに
あり。その先に希望がみえるようで、暖かい余韻が残ったねこ。
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