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 ピーピング・トム「マザー」

 @三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2023/02/06-08 3ステージ)
 全指定 一般6000円 ペア10000円 高校生以下2000円 U24 3000円
 友の会会員割引 5000円 せたがやアーツカード会員割引 5500円
  @兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 2/12
  @高知 高知県立美術館ホール 2/18
  @愛知 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール 2/23

 構成・演出:ガブリエラ・カリーソ
 ドラマトゥルグ・演出補佐:フランク・シャルティエ
 アーティスティック アシスタント:ディアーヌ・フルドゥリニエ
 音楽・選曲:ラファエル・ラティーニ、レノ・クロルス、グレン・ヴェルヴリート、
 ピーピング・トム
 照明デザイン:ジャコモ・ゴリーニ、アンベル・ヴァンデンフック
 衣裳デザイン:ディアーヌ・フルドゥリニエ、クリストフ・ヴァン・ホールド、
 ピーピング・トム
 舞台美術:アンベル・ヴァンデンフック、ピーピング・トム
 舞台装置製作:KVSアトリエ、ピーピング・トム
 技術監督:フィリップ・ティメルマン 照明操作:アンベル・ヴァンデンフック
 音響操作:ティム・シールマンス
 プロダクション&ツアーマネージャー:ヘレナ・カサス
  カンパニー広報:セバスチャン・パリゼル 製作:ピーピング・トム
 主催:公益財団法人せたがや文化財団 企画制作:世田谷パブリックシアター
 後援:ベルギー王国大使館/世田谷区 助成:一般財団法人地域創造
 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
 独立行政法人日本芸術文化振興会
 出演:
 ユルディケ・デ・ブール、マリア・カロリナ・ヴィエイラ、
 マリー・ジーゼルブレヒト、ブランドン・ラガルト、フンモク・チョン、
 湯浅永麻(イーチュン・リュー代役)、シモン・ヴェルスネル、
 シャルロット・クラモンス、
 現地キャスト 岡山 進、久保 緑、黒瀬博靖、小林徹、小林やすひろ、
 斎藤久代、額田洋、藤井暁子、森田良子、吉原由紀子、上田あまね、田村瑠音

 2023/02/06(月)晴 7:35-8:59PM(1'22)1F最前方 客席ほぼ満員(600人)
 客層:大人中心、子供連れ〜じじばばまで幅広く。男女半々。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒。開場・開演20分前までロビー待機。板付きとか
 趣向はなし。最前C列、Eでアリーナ(平床)。手話による種注意あり。
 当日パンフ A5 8ページ。物販。ツアーパーカー6500円 Tシャツ3500円。
 カーテンコール4回、規制退場なし。

 家族三部作「ファーザー」「マザー」「チャイルド」より。日本初演。
 舞台。美術館のロビー。看護師が出入りしたり謎の重層。中央上手よりにガラス
 ブース。アクト中、放送室な赤ランプ点き。下手側にコーヒー自販機ドア。
 上手端に別室、大小のペイントとソファ、入口脇にオルガン。奥の上手側がロビー
 出入口。
 物語。母の死の立ち会いに始まる、家族の記憶と個々の妄想。

 ビックリハウス!?、様々な、予測不能なこと連綿。家族、とりわけ母子にまつわる
 闇の部分が人やモノに憑依して悪夢のように展開。また、被虐と怒りが生々しく
 現れたり。なんだけど、ふざけてる!?、遊んでる!?な絵面がやってきて、
 面食らわせられるという、スパイシーな妙味を添え。一筋縄でいかず面白い。
 強靭な身体と超人的な動きにも驚かされ(凄過ぎてつい笑う)。代役の湯浅さん、
 凄いダンスと共に仔細な演技も見られて嬉しいどころ。シニアキャストは観客側の
 普通の役柄。驚異にまじかな存在で臨場感を増して感じさせ。

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