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＠祖師ヶ谷大蔵 カフェムリウイ（2023/10/19-22 7ステージ）
全自由 前売当日3500円
作・演出：石黒麻衣 舞台写真・映像撮影／照明：福島健太
演出助手：青柳美希 宣伝美術：関根美有 企画・制作：劇団普通
登場人物 出演：
妻 ：後藤飛鳥[五反田団]
夫(充 みつる) ：近藤強[青年団]
弟(幸男 ゆきお 妻の弟)：用松亮
妻と弟の親族
美佐子(みさこ 母方の従姉妹)
夫の親族
聡(さとし 夫の兄)
弘美(ひろみ 夫の妹)
実羽(みう 聡の孫)
2023/10/19（木）秋晴 8:34-9:25PM（51）後方中央 客席9割（29人）
客層：2世代、20-30才代中心、男性7割。
客入れ：感染対策 特段なし。開場時7，8人。上階でなく何故か2Fに待機列出来。
低椅子1、丸椅子2、スツール1の後列は雛壇。当日パンフ A4 縦折2ページ。
物販なし。カフェ営業を止めたと聞いていたけど、メニュー、機材はみな撤去され。
トイレは使用できず、2Fへ。 カーテンコール1回。
元カフェ・小空間上演、石黒さんが前説するのも久々とか。
舞台。会場の屋上テラスと窓を借景、その手前に斜にダイニングテーブル、
ビニールクロスが掛けられ、お菓子とジュース缶3。背もたれあり椅子2、なし2。
お話。老人ホームに入った妻の両親の近くに小さな家を買い、数年が経った夫婦と、
時折訪ねてくる、妻の独身の弟。子供を持たない大人だけの家族のささやかな日常を
描く会話劇。今回も全編茨城弁。
他人とは思えない親近、親密さ。ミニアルも丁寧に細やかに編み込まれた、至極
リアルな会話、息づかい、有様の往還。田舎の近所付き合い、新旧の距離感、
離れた父母、いくつになっても姉弟なやりとり、一人で暮らすこと、心優しき
パートナーら拠り所と老後のこと、などある年齢になると直面する事や時間を
さりげなく見事に活写していく。公演タイトル「写真」とは巧くつけたものなり。
この3人で良かったな、役者芝居の楽しさ。弟・用松亮さんの至芸、ぼっさり
キャラ男性のつくりこみが素晴らしい。妻（姉）・後藤飛鳥さんのちょっと勝ち気、
なにげに優しいキャラがいい。その夫・近藤強さん、結婚した訳が納得できる、
善き人ぶりに心和み。
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