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＠高田馬場 高田馬場ラビネスト（2023/12/05-12 12ステージ）
全自由 一般 前売5500円 当日6000円 U-25 前売3500円 当日4000円
＠松本 信毎メディアガーデン 12/15-17 4ステージ
原作：スワヴォーミル・ムロージェク「予言者」 翻訳：米川和夫
上演台本・演出・美術：串田和美 照明：齋藤茂男 音響：市來邦比古
衣装協力：中野かおる 舞台監督：成瀬正子、福澤諭志
制作：長谷川きなり、串田明緒 仮面・宣伝イラスト：串田和美
宣伝美術：GRiD CO.,LTD. 企画・製作：フライングシアター自由劇場
主催：（有）自由劇場
出演：
大森博史：予言者、ボードビリアン
真那胡敬二：予言者、ボードビリアン
井内ミワク［劇団はえぎわ］：首相
串田十二夜：賢人
柳本璃音[劇団Q+]：賢人
近藤隼[TCアルプ] ：賢人
串田和美：下男
2023/12/06(水)晴 7:01-8:29PM(1'28)前方中央 客席満員(55人)
客層：3世代、大人中心、役者、翻訳家ら知られた人ちらほら。
客入れ：感染対策 特段なし。舞台より高め＋段差で見やすい客席。横間隔を空けた
ベンチ1、クッション(低反発？）追加椅子4列。楽屋が狭くて鬱々となるからとの
串田さんはじめ、キャスト板付き、お客に声掛け、談笑、ハーモニカ吹いたり、
お持てなしサービス。当日パンフなし。物販。上演台本 3000円。フード販売あり。
ベーグル、ホットワイン、ホットジンジャー。カーテンコール2回。
ポーランドの作家作品原作。
舞台。床にラグ、正面バルコニー・戸外は映像・市民ら投影。簡素なテーブル持ち
込み式。
お話。市民を集めたその日。首相とそのブレーン・3賢人は予言者を迎えるが、
なんと2人・それも瓜二つで困惑。勝手で争いが絶えない2人に業を煮やした彼らは
ある行動に出る。
つけない、外すに眼目がある仮面劇。装わない軽妙さ、性根を顕す恐ろしさと一意に
寄らない面白さ。ボードビルショー、政治劇、残酷劇ほか、いろいろな演劇を
ミックスアップしてユニーク、重すぎないさじ加減が○。達者、愛嬌ある大森×
真那胡コンビ、闊達で明るい十二夜×柳本×近藤トリオのショーがオアシス。
首相・井内ミワクのどこか得体の知られ無さ感。下男・串田さんの無為なおかしみと
怖さ。も印象。
アフタートーク 8:40-9:11PM(31)
ノゾエ征爾［劇団はえぎわ］、井内ミワク、串田十二夜、串田和美
ノゾエ（感想）興奮した、特殊なもの、海外で情報なくフラットに飛び込みで
見た時のような、得体の知られない衝撃、何を見せつけられてる時間だったのかと。
役者の身体も…。
串田 原作についてそのままでは出来ず、色々入れ込んだ。海外の宗教は実感がなく
わからない。「予言者」は違うのかな？、ジョークかな？なことを大真面目に
やっていて、可笑しい。芝居は解釈せずにそのまま観ればいい、呼んだ私と
観る客が居ればいいと思う。
ノゾエ 理屈を凌駕したものがあった。
串田（劇中にあった）恐竜は博物館の標本を見ても本当の自分とは思えない。
ノゾエ 役者の身体一つとっても軽やか、楽しそう。
十二夜 稽古では絵を描いて見せて、こうと言ってくれる。
ノゾエ 左脳的なものを感じない、やれそうでやれない。演劇をすごく感じた。
以降、串田さんが旧知のお客さん7名程を指名して感想を聞き。
M 怖い世界が、民衆が外にいて…。外すための仮面。
串田 どうやって外すかを考えた。
M 東欧ボーランドの作品、政治批判をすると殺された。幾重にも煙幕を張って
批判しようとしたこととパラレルになってて素敵。命がけで、エンタメだけど過激。
S マスクを付けると、その人が見えなくなって安心する。
串田 原作には預言者はそっくりさんなのでマスクを付けるようにと書かれている。
串田 劇場について。今は小屋付きの劇団がない。積み重ねてきたもの、
人間の匂いが感じられてよいのだが。大切にしたいことだ。
O 原初に戻るとの串田さんの言葉に、ついて。マイクなしで言葉が飛んでくる劇場に
ついて。舞台の斧が襲いかかり、民衆に挑発されているような感触について。など
長い感想。 虎のほえ声SEで仕舞い。
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