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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2024/03/08-17 12ステージ）
全自由 一般4000円（★初日割3500円）26歳以下2000円 18歳以下500円
作・演出：山田百次[ホエイ｜劇団野の上]
舞台美術：鈴木健介 照明：黒太剛亮（黒猿） 衣裳：正金 彩 舞台監督補：陳彦君
当日運営：大橋さつき 制作：赤刎千久子 プロデュース・宣伝美術：河村竜也
主催：ホエイ 助成：芸術文化振興基金
出演：
出演：
クチナシ集落の人々
三上晴佳：カミのバサマ 長内ハルエ、カミの孫 長内ミズキ
成田沙織：シモのお母さん 長内ユリコ
山田百次*：カドヤのジッコ 長内ヨシマツ
中田麦平[シンクロ少女]：カドヤの孫 長内マコト
河村竜也*：オゲヤのせがれ 長内ヨシオ
武谷公雄：マスヤのせがれ 長内タケヒコ
ここまで全員の苗字が長内(オサナイ)なので、お互いのことを屋号で呼び合う
斉藤祐一[文学座]]：元柏一真
赤刎千久子*：小山内ヤスコ
*=ホエイ
2024/03/15(金)晴 7:02-8:35PM(1'33)中段上手 客席ほぼ満員(45人)
客層：2世代、男女半々。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。受付に案山子がいて驚く。開場時15分。
雛壇にクッション追加椅子5列。ここにも案山子。舞台では百次さん板付きで
ぶつぶつ。恒例の津軽弁口座はなく、当日パンフ A5 3ページに掲載。
物販 台本1000円。カーテンコール2回。
5年ぶり新作。
舞台。ベニヤ素地内装の一段高い作業場兼休憩所。中央、低い長机2のテーブル。
正面壁に熊頭部の剥製、左右に賞状2x2。その下、壁際に作業具類と案山子4体。
下手壁際、通常長机に茶器と手前に案山子2体。反対面上手入口側にも同2体。
どれだけの案山子がいるのか劇場。
お話。青森津軽、高齢者過半数の限界集落、何とかと案山子祭で村おこしも、まま
ならぬは村民皆承知。それでも推す女達がいる一方、男達は辛い現実（介護、
離職…）を前に腰が引けて不甲斐ない。
問題山積み、地域によらぬ今の私達の世界を、具沢山も案配よく描き。弱り揺れる
男、踏ん張り自分を生きる女をそれぞれに活写。いきなりディープな津軽弁で？？、
「クックパッド」で糸口あけ。次いで標準語で寒暖差見せつける。言葉の距離から、
心のわだかまりへと繋げてく。解り合おうとする、伝えたいな、熱い心の行き交いが
客席にも広がって、血が通った活きた場となり。辛いことが多けれど、いい時間を
共有できて嬉しいねこ。サブテーマに伝承がありそう。終盤、謎（洒落か？）の
盛り上がりをし、それがカンフルにもなるがあり。スピンオフで詳細希望。
個性の役者ぞろい、アンサンブルもとても良く、黙した時間さえ多くを語り伝えて
くれて◎。
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