＠仙川 調布市せんがわ劇場（2024/06/21-23 4ステージ）
全指定 一般4000円 U25 30%割引
振付・演出：黒田育世 照明：森島都絵（インプレッション） 音響：牛川紀政
舞台監督：原口佳子 小道具：松本じろ 衣装：萩野 緑 記録映像：高橋啓祐
制作：瀧本麻璃英 宣伝美術（イラスト）：中本千晴
エグゼクティブ・プロデューサー：鈴木優人 アソシエイト・プロデューサー：森下唯
監修：鈴木雅明 コミュニケーション・アドバイザー：平野敬子
主催：公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団、調布市
助成：一般社団法人東京倶楽部、文化庁文化芸術振興費補助金
(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会、
公益財団法人野村財団、公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団
後援：調布市教育委員会、京王電鉄株式会社
使用音源：
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 二短調 BWV 1004
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV1005 より アダージョ
出演：
小出顕太郎：死神
黒田育世 ：母親
松本野々花（子役）：幼子
・天使達
大江麻美子[BATIK]
片山夏波[BATIK]
北村莉来
倉島聡[青年団]
鄭亜美[青年団]
松尾望
2024/06/22（土）晴 2:05-3:02PM（55）中段中央 客席満席（80人）
客層：3世代 子供連れ〜ベテランまで 女性7割。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。最前C列。当日パンフ A4両面 1枚。
膝掛け積極的に配布。諸注意でポケットティッシュ、プログラムめくりで発する音
への配慮依頼あり。音楽は演劇より厳しめだけど共通事。カーテンコール3回、
出演者への声掛けが続々、テント芝居みたい。
BATIK 黒田育世 ダンサー以外の幅広い出演者を募って挑んだ、コミュニティダンス
初作品。物語は絵本題材とか。
舞台。ライトグレーのシンプル島舞台。中央に正方の平台。正面壁に夜空の星表れ。
構成。。グレーのフード付き衣装のコロス、平台をもっていく、客席バイバイ。
・黒衣のダンサー、鳥のように、バレーぶりソロダンス。彼は死神。溶暗。
・コロスは大きな鎌をもってきて、黒衣の死神へ与え？。夜空に星をむすぶ。
幼子が両手振りで歩む先にコロス達。黒衣の死神とも互いに気遣うような。
肩に手を置いたり、抱き留めたり。母親・黒田さんのソロダンス。我が身に打ち
付けように。
・下手に死神と幼子、上手の母親を囲むように天使達。親しみながら惑うような
やりとり後、幼子は母親の方へ歩み出して。
・総員グレーのフード付き衣装。手振りが優しい、ゆるやかな群舞。床をめくって
ベッドに見立てたり。
生と死の緊迫は拭えないけど、それは善悪でなく運命から。死神も天使も等しくある
という、奇跡のような優しく温かな世界。天使達を含めて愛嬌ある仕草とやりとりに
溢れ、生を表すために限界に挑んできたBATIKでは見られない光景。黒田さんの幼気さ
健気さが浮かび上がるものだったけど、それが今回は拡がった印象。終盤の幼子
（とても丁寧な演技）と母親（痛ましい守ってあげたい）の場面中心に、胸いっぱい
で自然涙が、辺りの客席からも、流れ。すべてを包んでくれるような、ラストの群舞
も素敵。
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