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＠東京芸術劇場 シアターウエスト（2024/08/22-27 9ステージ）
一般6500円 25歳以下3500円
原作：泉鏡花 構成演出：桂佑輔（PRAY，劇団新派） ドラマターグ：長紀榮
美術：尾谷由衣 照明：富山貴之 音楽：福田基 効果：渡邊紀子
フィジカルアクト：三枝宏次 衣裳：富永美夏 所作指導：石原舞子
小道具：藤浪小道具、松竹衣裳小道具課 助演出：湊伊寿実、髙宮千尋
舞台監督：上林英昭 舞台監督助手：秋山佑子
コピーライター：和泉伸吾 宣伝美術：鳥井和昌 宣伝写真：江隈麗志
宣伝スタイリスト：宮崎智子 宣伝ヘアメイク：かろりね(ブークレット)
広報：中村湊人 宣伝協力：吉田プロモーション、藤田サティ、大塚展生
制作：鈴木俊伍 票券管理：鈴木ちなを 制作協力：尾崎裕子
協力：松竹株式会社 企画・製作：PRAY、篠井英介
助成：公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・
ステージ応援助成】、独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：
篠井英介：天守夫人 富姫
安里勇哉：姫川図書之助
長谷川稀世：富姫の奥女中薄
林佑樹：岩代国猪苗代亀の城亀姫
木許恵介：近江之丞桃六
マメ山田：女の童蜻蛉
石原舞子：富姫の侍女桔梗
喜多村次郎：小田原修理
川和郁子：富姫の侍女 女郎花
如月阜：富姫の侍女 撫子
奥村そら：富姫の侍女葛
森レイ子：富姫の侍女萩
ガトータケヒロ：せかいのひとびと
近藤修大：せかいのひとびと
銀ゲンタ：せかいのひとびと
関淳平：せかいのひとびと
春可直子：せかいのひとびと
片山音嶺：せかいのひとびと
齊藤嶋子：せかいのひとびと
曾我一耀：せかいのひとびと
浜田野乃華：せかいのひとびと
浜田侑：せかいのひとびと
若林桂吾：せかいのひとびと
山口祥平：芽野ヶ原の舌長姥
澤魁士：十文字ヶ原朱の盤坊
ブリティ太田：せかいのひとびと
中村湊人：せかいのひとびと
渡邊秀夫：山隅九平
鈴木那生：貴女の魂
2024/08/26(月）夏日 7:00-8:44PM(1'42)下手中段 客席ほぼ満員（250人）
客入れ:感染対策 手指消毒任意 フェイスシールドの用意あり。三方囲み 正面
最前E列～8列。サイド3～4列。当日パンフ A4 あらすじ1、配役1枚。
物販。パンフ A4 2000円、上演台本2000円。カーテンコール2回。
女形・篠井英介さんと俳優/演出家・桂佑輔さん企画、新派俳優ら幅広く起用。
舞台。黒の一面、正面木製の小階段のパートカラー。上がって、左右に道路用ナトリ
ウム灯がそびえ立ち。奥に円形広場、桟橋が下手から掛かり、突先に桃六が「獅子」
を客入れ時設営。ほか客席通路を多用、下手側は花道化。
お話。美少年な若侍に恋した、魔性の姫。誤解が生んだ苦難と思いがけない救済の
物語。
篠井さんの富姫目当てだったけど、他にも収穫いろいろの好舞台。篠井・富姫は
太い～繊細可憐まで声の魅力。慈しみ、怒りらの感情表現が自然で力強く。美しくて
人間味ある魔物の素敵さ。バディな亀姫・林さんが晴れやか大胆でいてプリティー。
他の舞台も観てみたいねこ。恋する相手。図書役・安里君は染み一つ無くて、真っ直
ぐ、それが勇ましさでもあり。演出は削いでパートカラー然と一点盛りな目覚ましい
もの。白塗り、かつらなし、衣装が華やかでプリティ、亀姫は西洋貴婦人なドレス、
次女はチャイナドレス風とか。人物以外はイメージ固定の具象を嫌って、調度無しの
黒舞台、「獅子」はジャンクアート然など。それを創る桃六の関わりがエポックメイ
キング。これまでの古代ギリシャ演劇のデウス・エクス・マキナな存在から、有機的
に物語、さらに観客とも結びついた扱いがされ。舞踏家・木許恵介の自然体の立ち
振る舞いもよくて、感心しちゃうねこ。
アフタートーク 8:48-9:11PM(23)
篠井英介、林佑樹、桂佑輔
篠井（小林 疲れましたね）皆さんにエネルギーをいただいて。小林さんを女の子と
思ってるお客さんが沢山。可愛すぎるから。
小林 篠井さんの富姫に頼り切って、演出から外れないように、でも自分達なりに
工夫はして。最初、桂君の言うことがチンプンカンプンだったけど。毎日新鮮。
助けられて。
篠井 亀姫は小林さんでとすぐ決まった。
小林 肩に力入れて（だっけ？）、痩せないようにしないと。
篠井 桂ちゃんは何言ってるかわからない時があるけど。穏やかで優しくて。
小林 これまでの舞台について。立ち役をやって充足感が有ったこと。桂君とは…
（意味深な物言い）。頭が良くて切れる。
篠井（皆がいい感じなのは）桂ちゃんの人徳。
桂 宝探しに行こうぜと誘って。好きな台詞について。
篠井 最後の桃六の疲れたら休めみたいなの。
小林 やはり富姫。むらさみ～。
篠井 すぐできちゃうじゃない。
小林 その気になっちゃう。
桂 篠井さんが富姫になっていく様。亀姫はドレスで。新派は女形と女優が同じ
舞台にいて成立する。今回、白塗りはしない、カツラはつけない。でも、見れば
見るほど富姫、亀姫。（好きな言葉）涼しい言葉、これは言えない、図書を返して
やろうという気になる。
篠井 安里君は真っ直ぐで誠実。
桂（舞台演出）小劇場はブラックボックスで飾ると浮いてしまう。要るところだけに
した。（安里さん起用について）出演者の縁からで知って。真っ直ぐで勇ましい、
ぴったりだなと。ほか配信は英語字幕付き、海外でも。追加公演は富姫と亀姫が
入れ替わっているかも 等。
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