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＠吉祥寺 吉祥寺シアター（2025/05/21-26 8ステージ）
全自由(整理番号付き）前売5800円 当日6300円 初日割：前売・当日共に5500円
U-25割 4000円 ハンディキャップ割4000円 アルテ友の会5000円
作・演出：細川洋平 美術：合同会社およぐひと
照明：富山貴之 音楽：nujonoto 音響：角張正雄
衣装：臼井梨恵[モモンガ・コンプレックス]
ヘアメイク：山口晃（Hair Make & Spa Tento-）
演出助手：櫻井春寿（NAGORI Ensemble） 稽古場助手：麻生千恵
舞台監督：田中美紗樹 宣伝美術：酒井博子（coton design）
セーフティ・バウンダリー・キーパー：植松侑子（合同会社syuz'gen）
ドラマトゥルク：山﨑健太（y/n） 制作：花澤理恵（リトル・ジャイアンツ）、
飯塚なな子（(劇)ヤリナゲ）、ほろびて
主催・企画製作：一般社団法人BOOKSO／ほろびて
提携：公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団 助成：公益財団法人 セゾン文化財団
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
出演：
渡辺真起子：女/アサ
柴一平 ：息子/ナー
生越千晴：娘/落穂
大石継太：女の義兄/堆積
竹井亮介：娘の友人/空き家
藤代太一：役人/オプリ
2025/05/25(日)曇 6:02-8:29PM(2'26)後方上手 客席ほぼ満員(110人)
客層：2世代 男女半々。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。開場時20人。最前C列～6列、本日は最後尾に
カメラ。当日パンフ A4 1枚。物販未確認。カーテンコール3回。
舞台。床と壁、調度はモノクローム。上手から奥に、壁を模した10本の蛍光灯列。
手前にシンプルな黒い大型テーブル、白黒椅子5。奥に小ステージな台と高い壁。
蛍光灯列の内側、全体奥、上手袖側に椅子、テーブル、ベッドらが雑然と置かれ。
お話。「踊ること」が禁じられ、極刑があり得る世界。息子が犠牲となった母親は
復讐を誓う。その家族と体制側管理員のヒリヒリした日々を追う。
自由の抑圧、感情のない正義、過去、未来に連なる恐怖が現出。壮大でトリッキー
な仕掛け得意の劇団だけど、世界観がガラス細工のように全編に精緻に行き渡り。
揺れやきしみら劇的で人間味あるありさまをよく表し。シースルーの舞台構造と、
記憶や意識下の人物を常にみせるミザンスでより効果。見立て、取りわけ拷問シーン
のが巧くて、恐ろしい。研ぎ澄ました台詞と言外のありさまを余すところなく演じ
尽くす役者陣が素晴らしい。ダンサー・振付家の柴一平さんにまいる。