CURATE246-T/#4 「煽動する女」
＠新宿・紀伊國屋ホール(1997/12/23-28 8ステージ)
全指定前売り当日4200
作・演出：堤泰之
出演：西牟田恵、小須田康人、佐々木蔵之助、田中哲司
1997/12/28(日)晴れ 5:05-7:10PM 前方から 客席超満員(460人)
客層：20〜30才代中心。女性過半数。客入れ：当日券。いつも１時間前発売と違い
30分前から。30人ほど列んだか。
舞台。グレーの箱を積み木に積み上げ。ぐるりとブレザー女子高生が後ろ姿。
お話。４つの挿話が並行→絡まり→加速収束。優等生な女子高生と男性教員
（小須田）出産時、子を亡くした後家出した妻と残された夫（佐々木）。テレクラが機会
で変な女のパートナーをさせられる男（高橋）。そんな男達だか女子高生だかの風
俗な日々をサイドストーリーに置いて。
行方しれずに連なり、重なる展開。役者がころころ役を変わり。良く分かんなくな
る、層構造に脳味噌ぐるぐる。面白い。シリアスな自分探し、アイデンティテー喪失な
中に、お茶目なおかしさ沢山。ブレザーにルーズソックスがお似合いな男三人が
まじキュート、仕草とか、絵に描いた女の子してて。役者はみな達者。普通の芝居
してる佐々木さんが○だったのは収穫。小須田さんはいつもの演じ分け、みてて
安心。西牟田さんの女性はいろいろキャラ変えて。素に近そうな？、元気キャラが○。
後半は自己開発セミナー＋エステサロンが宗教組織めいたものな真相と破滅の
クライマックス。なんかうそっぽい感じで△。そりゃ、芝居だけど。そんな大芝居な
急展開の中、恋しく思う、思いたい気持ちは変わらず残る。この優しさと淋しい感触
の貫きには、好感ねこ。
本日のエチュード。小須田＠八百屋は茄子に悶絶篇。ちょっと直裁か。佐々木＠
八百屋、妖怪人間篇も日替わり定食仕様にしてほしかったねこ。まんまだし、あれ。
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