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＠下北沢・OFF･OFFシアター (1998/4/15-19 7ステージ）
全自由前売り2000当日2300
脚本＋演出：坪田塁 出演：江口仁、原亜紀子、阿久津幸司、鈴木美喜、高山淳也
長谷川達之、若林美奈、佐々木祐一郎
1998/4/19(日)晴れ 7:05-8:30PM 前方より 客席満員(60人)
客層：20才代中心。一見で学生風な若いお客。男女半々。カップル多し。
客入れ：チケットはステッカー。パンフの主宰挨拶は毎日作成、パソ通で劇場に送
っているそう。なら、もうちと日替わりねたがあってもよさそう。劇場内に檻を設
置、入りにくい構造も適時誘導あり。撮影禁止、違反時はフィルム没収とお願いあ
り。そんな人いないんじゃ？。
初見。会場。２０ブロックほどの白い格子な檻を斜にして会場を覆う。中央に細長
い格子ステージ。通常時舞台の後方にも客席設置し、対面が恥ずかしい青山円形劇
場状態。ビデオスクリーンに客入れ時に軌道からみた地球のビデオ、幕間にはNOW
LOADINGの文字。白い舞台に立つ、役者の衣装は真っ白な配色。
お話。オムニバス３話、つうか３バージョンの会話劇。男友達２＋男１は地球のた
めにと活動。ためをとってみて気付く孤独な関係。男１＋女１。男の愛の告白、続
くラブレターズ。ジューク、メタファーな言葉の身も蓋もない行き違い、乾いた関
係。でも好きな気持ちは変わらず。男１＋男１＋女１。友情＜＞愛情な微妙な三角
関係を壊したい、独占しようとする男に２人は。タイトルは抗うつ剤の名称。
鸚鵡返し、堂々巡りのうざったさと不毛、言葉尻とらえた諍い会話のディスコミュ
ニケーション。依存な関係からそれぞれの場所を見つけようとする自分捜しの兆し
80年代エンゲキなテーマを変にまとめず、提示。ナンセンスな言葉挿入で笑いいれ
て、沈ませず。素直じゃないやり取りにすっと恋や孤独のストレートな思いを浮か
ばせたり。なんか可愛い不器用さある人物像なり。笑いは役者のキャラで○やら△
に。最後の女性のテンポよく、からりとした物言いなんかは○。なれど、うざった
さはべたにうざったくて、辟易ねこ。ひたすら同じ会話の応酬場面など、お客の顔
見てる方がまだ面白かったりする。刈り込み希望。離れた２人そのままに、距離を
置いた立ち位置、佇まいなどにセンス。今回はそれまでと味わい違うらしい、もう
一回はみてみようかなねこ。