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＠東銀座 歌舞伎座(2000/9/1-25 25ステージ)
一幕見席 900円 （一等席14,700円 二等席10,500円 三階A席4,200円
三階B席2,520円）
作：近松半二
出演：
吉右衛門：鱶七、実は金輪五郎
梅 玉 ：烏帽子折求女、実は淡海
松 江 ：橘姫
勘九郎 ：豆腐買おむら
福 助 ：お三輪
2000/9/24(日)晴 4:30-5:46PM(1'15) 4F幕見席上手より 客席超満員(70?)
客層：老若男女。家族連れもいる日曜日。
客入れ：夜の部開場前の歌舞伎座は大変な混雑。幕見席入口は朝日新聞のタダ券
客が床座りしててなおさらに。開演30分前で30人列、15分前販売時で50人ほど、まだ
余裕。
舞台。白木床に南蛮御殿、おなじみ装置。
お話。酒屋の一人娘お三輪は近所の優男求女を思いつめ、着物の裾に苧巻の白糸を
とめつけ、追っかけ。辿り着いたのは三笠山の御殿。のぞき見ると、自称皇帝の
蘇我入鹿が酒宴中。入鹿の妹橘姫は求女、実は藤原鎌足の弟淡海の妻になるため、
兄を殺す決心。求女にやばい岡惚れ中。金ピカ御殿に潜入の田舎娘お三輪。官女達
にいじめられ、求女と橘姫が祝言をあげたと聞いて逆上。嫉妬に燃え、踏みこもう
としたところを屈強な漁師男に刺されてしまう。男は鎌足の臣金輪五郎。お三輪の
こり固った「凝着の相」ある生血が入鹿を滅す調法という。お三輪は喜びつつ息絶
えてしまう（酷いね）。すわ、と輪五郎、敵方と大立ち回り。
福助・お三輪のいたいけさたっぷり。嫉妬に取り付かれ場面も、凄みというより
物の哀れを醸してて○。吉右衛門・輪五郎が居丈夫に美味しく収まるので、なお
さらに。勘九朗・豆腐買がぽんぽんといい調子。三枚目のちょい役も美味しい
ところ。
○おまけ 夜の部 一幕見時間割
三笠山御殿 4:30〜5:46PM 900円
菊晴勢若駒 6:16〜6:38PM＋二人椀久 6:48〜7:24PM 700円
魚屋宗五郎 7:44〜9:04PM 900円