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＠東銀座 歌舞伎座(2001/1/2-26 25ステージ) 1/5M貸切
幕見通し3,100円
2001/1/5(金)晴れ 11:00-4:00pm(詳細上記） 幕見席上手 客席満員(100?人)
客層：幕見以外、メーカーの貸し切り。おばさま中心にスーツおじさん点在。
たまに困った人あり（包装紙がさがさ、舞台見ずパンフを観賞）。大道具係？の
ハッピおじさんが空席にいたりして珍し。学生に教えてあげてたり、おじさん若い子
とお話したいのね。
客入れ：劇場前のおみあげ袋にあいや、やはり貸し切り（昼のみ。来月は１７夜
とか）。幕見のみ一般販売。開演30分前販売時で30人列、通しで買う人多し。
開演目に企業セレモニー。すっぴんの八十助（三津五郎）の挨拶あり。メーカー
創業44年、私も44才とか。演目の簡単な紹介後、メーカー幹部の挨拶。襲名披露の
変わり目は企業改革と同じうんぬん。ははーん。最後に一本締め（三回繰り返す
のでなく、歌舞伎座では古来一回と説明後実施）。
物販。パンフ(1,600円）。幕見通しで観るのは久しぶりねこ。原則、途中外出は
できないので、いつも通り、煮物が美味しい赤飯重ね(850円)＠辧松とお茶買い。
新世紀新春最初は、八十助の三津五郎・襲名披露。夜のがよさげだけど「喜撰」
も観たいしな昼通し観劇。
一、寿式三番叟 11:00-11:35am（35 休憩15）
三番叟：團十郎 千歳：菊五郎 翁：羽左衛門
まずは正月定番の三番叟、松ばめものな能がかりで。羽左衛門、きりり風格。
菊五郎、適度なほぐれ具合。團十郎、すっと決まるけどもっと愛嬌な柔らかさ
ほしいねこ。
二、一谷嫩軍記〜熊谷陣屋 11:50-1:15pm（1'26 休憩35) 1,300円（通しで）
熊谷直実：幸四郎 源義経：田之助（宗十朗休演） 藤の方：福助
弥陀六じつは弥平兵衛宗清：左團次 相模：雀右衛門
お話。平家の若き公達・敦盛の首実検。東国武者・熊谷の眼前にさしだされた首桶
が開い時、熊谷の妻・相模は思わず走り寄る。熊谷と相模には敦盛と同い年の息子
がいたのだった…。武士の忠義と親子の情に板挟みの悲劇。
幸四郎、大芝居。気迫の演技で舞台を引き上げる充実。相模らとの緊迫感あるやり
とり、引っ込みの「16年は一昔」哀惜台詞にふむふむねこ。定式幕が引かれたとたん、
一番の見せ所をおいて離籍するお客結構。寂しいねこ。事前に教えてやれよお。
三、六歌仙容彩の内 喜撰 1:50-2:21pm(31 休憩20） 700円
喜撰法師：八十助改め三津五郎 お梶：玉三郎
うれしい華やぎ、和らぎ。三津五郎のお家芸らしい演目。新三津五郎の柔らかな所作、
ちょぼくれの愛嬌、きもちエロな表情○。お梶こと小野小町別バージョン役・玉三郎
すらっとと応えてて、気持ちいいねこ。
四、曽我綉侠御所染〜御所五郎蔵 2:41-4:00pm(1'19） 1,100円
御所五郎蔵：菊五郎 甲屋与五郎：八十助改め三津五郎 逢州：菊之助
星影土右衛門：左團次 皐月：芝翫
お話。今は任侠の五郎蔵。侍時代からいい中の皐月に、いやみたらしい星影、
横恋慕。身請け話にジタンダもどうしようもなく、いっそ皐月共々手に掛けようと
追いつめられる五郎蔵。ところが元主君寵愛の姫を殺してしまう。南無三宝。
最後はわかりやすい世話物。黙阿弥の七五調せりふが気持ちよすぎ。菊五郎が
男気に決めて、平均点に○。