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＠東銀座 歌舞伎座(2001/5/3-27 25ステージ)
劇場HP http://www.kabuki-za.co.jp/
全自由 一幕見席800円（一等15750円 二等10500円 三等Ａ4200円 三等Ｂ2520円）
訳・脚本：瀬戸内寂聴 演出：戌井市朗、寺崎裕則 美術監修：守屋多々志
音楽:東儀秀樹、川瀬白秋 振付：市川紅梅 美術：後藤芳世
装置：長谷川勘兵衛、中嶋正留 照明：池田智哉 効果・音響：内藤博司
演出助手：浅香哲哉 制作：岡崎哲也、橋本芳孝
出演：
市川新之助：光の君
尾上辰之助：頭中将
尾上菊之助：紫の上
中村福助 ：明石の君
中村東蔵 ：明石の入道の妻
市川團十郎：桐壺帝の霊、明石の入道
尾上松助 ：大納言
坂東秀調 ：中納言
片岡十蔵 ：良清
坂東正之助：惟光
市川萬次郎：右近
中村芝雀 ：朧月夜の君
尾上菊五郎 ：朱雀帝
坂東三津五郎：蛍兵部卿宮
2001/5/27（日)雨 11:00-1:50PM(53/休35/1'50) 4f幕見より 客席超満員(100人)
客層：老若男女。Ｔシャツのお姉さん〜初老ご婦人まで、女性８割。
客入れ：開演３０分前、立ち見御免の張り紙も、数席の空きはある天井桟敷席。
立ち見10-20人。筋書(1200円)。
久々の新作・歌舞伎。昨年の好評（ねこ未見）を受けての書き下ろし。
お話。帝寵愛の朧月夜との密通が露見した光源氏。官位は奪われ、流罪の憂き目。
負けん気の源氏は進んで都落ち、その先は須磨。哀しみの上にも明石の姫との
新しい恋が待っていて…。
思わせぶりにムーディ。哀愁の涼しげ顔でちょっとエロ。語尾尻切れに想いを
残し、ドラマチックＢＧＭいれたり、浸りきり世界。ここでムード歌謡、歌が
ほしいですよと思う場面多々、と思ったのはねこだけ？。台詞が文章ぽくて、
二文字熟語ときどき（緊急、発送とか）は興ざめ。完全暗転の転換多々は疲れる
ので考えてほしいねこ。
とかあれど、なにはともあれ、新之助。麗しい美青年。絵になってうれしいところ
艶色会話をさせられ、男をかいま見せたりの意地悪サービスも○。辰之助。きりり
とクールにきめて、心地よし。福助。過ぎず品よく、ガード堅いな感じの美女、
好演。團菊は脇で締めたりゆるめたり。サポートに徹して、過ぎず好感。