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＠新宿コマ劇場(2002/8/4-29 43ステージ)
http://www.koma-sta.co.jp/
全指定前売り当日とも S席8500円 A席5000円 B席3000円
作曲：リチャード・ロジャース 作詞・台本：オスカー・ハマースタインⅡ
翻訳・訳詞：早川保清 演出：酒井澄夫 音楽：吉田優子 振付：麻咲梨乃
美術：和田平介 照明：笠原俊幸 衣装：有村 淳
フライング：ピーター・フォイ
出演：
遠野あすか[宝塚歌劇団・花組］：シンデレラ
樹里 咲穂 [宝塚歌劇団・専科］：王子様
榛名 由梨 ：王様
初風 諄 ：女王様
瀬戸内 美八：継母
峰 さを理 ：姉・ポーシャ
高汐 巴 ：姉・ジョイ
鳳 蘭 ：妖精の女王
その他
2002/8/12(月)晴 12:02-3:13PM(83/休37/71) 後方より 客席８割(1800人)
客層：幅広い年齢層の女性9割。子供連れ3割、時々お父さんが一緒。
客入れ：当日券余裕であり。後方センターも残席。遠いけど見やすくて○。
物販。パンフ(A4版 28ページ 800円) 写真付き役者紹介中心。ポスター500円
ねこでも知ってる宝塚出身者と、知らないですな現役生の組み合わせ。初演主役が
ジュリー・アンドリュースだったという、ロジャーズ＆ハマースタインⅡのゴール
デンコンビ・ミュージカル版の上演。
舞台。円形張り出し舞台に、両袖に翼な背景と通路。中央舞台の脇に石柱、天井に
ＵＦＯ!?な天蓋、ローブな布が張り渡され。家とか装置は移動式、背景は垂れ幕を
活用。舞台空間をちゃきちゃきと模様替えして、手練れの技。
お話。継母にいじられるが、妖精の助けで舞踏会へ行き、王子に見初められて、
幸福をつかんじゃう、灰かぶりという名の少女の物語。
群像劇に輝くミュージカル。へーと見直し、楽しむねこ。すきま風吹かず、飽きさ
せず。テンポ良いステージング◎。フライングはそこまで吊るんだスペシャル。
個々個性に対等の存在感あり。妖精の女王・鳳蘭に、訳知りな深みと威厳。シンデ
レラこき使い隊な母娘。継母・瀬戸内美八に、憎みきれない中年女性のかわいげ。
姉妹・峰さを理＋高汐巴に、姦しいおばかさと愛嬌。王子両親・榛名由梨＋初風諄
に、穏やかで誠実な愛情。とサブキャラが充実。
主役二人はちょっと押され気味も好演。タイトルロール・遠野あすか。文字通りの
可憐な容姿。歌はサ行が耳について気になるも、伸びやか。からっと元気でアクテ
ィブなキャラもいい感じ。王子様・樹里咲穂。宝塚してるん、な堂々の男役。すかっ
と爽やか。
ほか。衣装、鮮やか、一部過度で笑い。歌詞、もうちとこなれた日本語にして
ほしいところ。「２部」よろしく、ミュージカル・メドレーがおまけ。甘いデュオ、
チャールストンまで飛び出して、短くも楽しいひとときねこ。
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