[ホーム]月間一覧](本ページは「歌舞伎」項目が出来次第、そちらにリンクします。)

 歌舞伎 歌舞伎座芸術祭十月大歌舞伎 「通し狂言 仮名手本忠臣蔵 大序、三段目」

 @東銀座 歌舞伎座 (2002/10/1-25 25ステージ)
 http://www.kabuki-za.co.jp/info/
 全指定 一等席14700円 二等席10500円 三階A席4200円 三階B席2520円
 一階桟敷席16800円

・大序 鶴ヶ岡社頭兜改めの場
 三段目 足利館門前進物の場
 同   松の間刃傷の場
 出演:
 鴈治郎 :塩冶判官
 勘九郎 :桃井若狭之助
 勘太郎 :足利直義
 坂東吉弥:鷺坂伴内
 魁 春  :顔世御前
 吉右衛門:高師直

 2002/10/20(日)曇 11:00-12:35PM(45/休5/45) 一幕見上手 客席超満員(110人)
 客層:老若男女。おじさんが多い印象。
 客入れ:開場時で60-70人列。販売直前に通し券(3階A)残席(キャンセル?)
 5枚ありとお知らせ、早速券売所に駆けていくお姉さん数人。気が利く係員なり。
 
 舞台。大序。鶴ヶ岡八幡宮境内。三段目。大名家屋敷前と、江戸城松の間。畳舞台へ
 転換仕上げの畳渡し(ござを一気に下〜上手に転がす、本演目おなじみの技)に客席
 大喜び。

 お話。大序。将軍一行、新田義貞の兜奉納。真偽判定にと、塩冶判官の妻を指名。
 彼女に岡惚れするエロじじい高師直も同席。ねちねちとせめられる彼女に助け船を
 だす桃井若狭之助も、高師直にいたぶられ。切れそうになるところを、塩冶判官に
 なだめられる。
 三段目。まだ怒りまくる若狭之助をみて、一計を案じた家老・加古川本蔵。高師直に
 賄賂を渡して、陳謝を願い。手のひらをかえしたように、高師直のいじめは判官に
 移り。こんどは切れてしまった判官、殿中なのに高師直を斬りつけてしまう。
 
 勘九郎・若狭、堪え性なさ過ぎ?、その分分かりやすく暴れはっちゃく。鴈治郎・
 判官、渋すぎ?、ちょっと損してるかも。吉右衛門・高師直、ねちねち芝居を率直に
 造り込んで職人技。全体地味だけど手堅い印象ねこ。