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＠東銀座 歌舞伎座(2003/3/2-26 25ステージ)
http://www.kabuki-za.co.jp/
全指定 一等席14700円 二等席10500円 三階A席4200円 三階B席2520円
一階桟敷席16800円
一、 傾城反魂香（けいせいはんごんこう） 土佐将監閑居の場
富十郎：浮世又平
染五郎：狩野雅楽之助
勘太郎：土佐修理之助
吉之丞：北の方
左團次：土佐将監
芝 翫：おとく
二、 連獅子（れんじし）
勘九郎：狂言師後に親獅子の精
勘太郎：狂言師後に仔獅子の精
七之助：狂言師後に仔獅子の精
信二郎：僧 蓮念
扇 雀：僧 遍念
三、 与話情浮名横櫛（よわなさけうきなのよこぐし）
木更津海岸見染の場 赤間別荘の場 源氏店の場
仁左衛門：与三郎
勘九郎 ：蝙蝠安
弥十郎 ：赤間源左衛門
芦 燕 ：鳶頭金五郎
左團次 ：和泉屋多左衛門
玉三郎 ：お富
2003/3/2（日）晴 4:30-9:30PM(内訳下記） 1F花道寄り 客席ほぼ満員（1800人）
客層：老若男女。若い女性とそうでもない女性6,7割。和服のお姉さま達、目立ち。
客入れ：当日券。お昼頃で三階昼夜、二等昼が売り切れ。一等は昼夜ともあり。
初日のせいか、転換幕間が長引いて遅れ・終演9時半。物販。いつもの筋書 1200円。
・傾城反魂香
お話。絵師又平、吃音のためか、師匠から名跡を拝領できず。後輩に先を越され、
妻とともに心中を覚悟。今生の思いを込めた描いた、手水鉢の絵が奇跡を起こす
のだった。
富十郎・カバさん顔に万感の思い、喜怒哀楽にしみじみ滋味。苦しみもまた生きて
いる証と息づく、夫婦コンビ○。「いい芝居」なり。
・連獅子
構成。前半、親獅子の小獅子を谷底に落としての鍛錬。後半、獅子の精の毛振り。
親子2人舞踊を改訂、子獅子2人としての「三人連獅子」、今回三演。
ヒット作。しっかりとして、鮮やかな上出来。上り調子の親子三人が輝いていて
とても素敵。毛振りは５５回と近年最多？、まだ余裕を感じさせて呆れねこ。お客
さん大喜び。
・与話情浮名横櫛
お話。元深川芸者、現親分の囲われ者のお富と、若旦那・与三郎は一目で恋に墜ち。
逢瀬を親分にみられた与三郎は、切り刻まれ海に投げ込まれ半殺し。それから三年、
思わぬ再会をする二人。今回、あまり上演されない「赤間別荘の場」をいれた構成
で、再会の場がわかりやすく、また深み増し。
熟んだ香気がするようでくらくらねこ。達者な役者達の濃い口舞台。玉三郎のお富が
「いい景色」だね〜とはぐらかしに、与三郎を眺める目からエロビーム。蜘蛛女に
囚われたように引き込まれるねこ。若旦那ののほほんとした残り香と、色悪のキレル
かっこよさが同居した、仁左衛門の与三郎。熟れた崩れ加減がなんともよし。小悪党
の面白さを存分に発揮する勘九郎の蝙蝠安。これもこなれた崩し加減が◎。
昼の部 一幕見席
１松寿操り三番叟 11:00-11:17 500円
幕間 20分
２浮舟
序幕より三幕目まで 11:37-1:00PM 1000円
幕間 30分
四幕目より大詰まで 1:30-2:29PM ↑
幕間 15分
３勧進帳 2:44-3:54PM 1000円
夜の部 一幕見席（3/2初日 実測)
１傾城反魂香 4:30-5:56(5:57)PM 800円
幕間 30分
２連獅子 6:26-7:18(7:20)PM 700円
幕間 15分
３与話情浮名横櫛
木更津海岸見染の場 赤間別荘の場
7:33-8:19(8:23)PM 1000円
幕間 5分(12分)
源氏店の場 8:24(8:35)-9:19(9:30)PM ↑