[ホーム]［月間一覧］（本ページは「歌舞伎」項目が出来次第、そちらにリンクします。）
＠東銀座 歌舞伎座(2003/6/1-25 25ステージ)
http://www.kabuki-za.co.jp/
全自由一幕見席 1000/500円
（全指定 一等席14700円 二等席10500円 三階A席4200円 三階B席2520円
一階桟敷席16800円）
一、一谷嫩軍記 （いちのたにふたばぐんき）「陣門／組打」
幸四郎：熊谷次郎直実
勘太郎：玉織姫
錦 吾：平山武者所季重
染五郎：熊谷小次郎直家、無官太夫敦盛
二、棒しばり
染五郎：次郎冠者
勘太郎：太郎冠者
友右衛門：曽根松兵衛
2003/6/23(月)曇|雨 11:00-1:29PM(81/休30/38) 4F上手より 客席ほぼ満員（90人）
客層：学生、老人、外国人といろいろ。一人で見に来た人、多め。女性過半数。
客入れ：1幕 9割(80人)、2幕 超満員(90+立見10人)。陽気な舞踊のが好かれたか、後の
玉三郎・藤娘の残留組か。ちなみ、3幕の待ち列40,50人ほど(立ち見必至？）。あと、
棒しばりは予定時間より2分早く終わり。入口で昼夜入れ替えに変更のチラシを配り。
あと、2幕は掲示より2分早く終演。直前幕の時間未確認で時短か不明。
一谷嫩軍記
舞台。「陣門」陣屋外。「組打」海原を望む浜辺。
お話。一ノ谷合戦での平敦盛（あつもり）と熊谷直実（なおざね）の物語を脚色。
「陣門」敦盛を、源氏の先陣として追い詰める直実とその息子。どさくさに紛れて、
横恋慕した敦盛の妻を殺す、平山武者所。「組打」敦盛を組み敷いた直実は、覚悟を
決めた敦盛を前に、心惑う。
幸四郎がたっぷりの思い入れ演技。キリリと締めて、しかもトリッキーな物語の奥底
をみせるようで○。染五郎、立ち姿すっきり。馬が駆け、沖に船がミニミニ大作戦と
趣向がなんか愉快ねこ。
棒しばり
舞台。松が描かれて能舞台趣向。
お話。太郎冠者と次郎冠者が、いつも酒を盗み飲みしてることを知った主人。それ
ぞれを棒縛りと後ろ手縛りにして、これで安心と外出。ところが２人は互いに酒を
飲ませ合って、まんまと主人の裏をかき、してやったり。
染五郎。やんちゃでお茶目、その上、切れが良くてかっこいい。踊れる２人が若い
溌剌さできびきびと、気持ちの良い一幕。やんややんやねこ。