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 七月大歌舞伎 関西歌舞伎を愛する会第12回「高時/手習子/女伊達/義経千本桜」

 @大阪難波 大阪松竹座(2003/7/3-27 25ステージ)
  7/8,14,15 夜の部最初の幕間(17:20ころ〜)「橋之助さんと浴衣で撮影会」
 http://www.shochiku.co.jp/play/shochikuza/gekijyo/ 
 全指定 前売り当日とも 一等席14700円 二等席8400円 三等4200円
 幕見席料金は下記
 
 一 高時(たかとき)
 作:河竹黙阿弥「北條九代名家功 ほうじょうくだいめいかのいさおし 上の巻」
 出演:
 橋之助 :北条高時
 弥十郎 :秋田城之助入道
 愛之助 :大仏陸奥守
 扇 雀 :高時愛妾衣笠

 二 手習子(てならい)
 出演:
 扇 雀 :娘お駒

 三 女伊達(おんなだて)
 出演:
 時 蔵 :女伊達木崎のお時
 愛之助 :男伊達中之島鳴平
 進之介 :男伊達淀川の千蔵

 四 義経千本桜 木の実/小金吾討死(こきんごうちじに)/すし屋
 出演:
 仁左衛門:いがみの権太
 秀太郎 :女房小せん
 孝太郎 :娘お里
 愛之助 :主馬小金吾
 弥十郎 :鮓屋与弥左衛門
 竹三郎 :女房お米
 扇 雀 :若葉の内侍
 時 蔵 :弥助 実は三位中将維盛
 我 當 :梶原平三景時

 2003/7/13(日)雨 11:00-3:35PM(内訳下記)5階最前列 客席9割(900?人)
 客層:老若男女、中高年と20才代の女性中心。舞子さんGrに華やぎ。
 客入れ:1Fほぼ満員、5F(三等)8割。最後尾付近に空席。幕見(最後尾)の入りは
 未確認。3等席でも、歌舞伎座より舞台に近いのが○。チラシの場内置きなし、
 右手外のチケット売場にあり。コインロッカー(2F)の利用率低。比較的座席前に
 余裕があるせいかしら。
 物販。役者サイン色紙。仁左衛門のだけ(2000円)完売。番付(パンフ B5 99ページ)
 手堅い読み物たくさん。ほか、舞台写真など。

・高時 たかとき
 舞台。白木の御殿。
 お話。田楽好きで、なんでか犬を溺愛する執権北条高時。母親に襲いかかった愛犬を
 殺した浪人・安達を死刑求刑。夜、天狗が沢山来訪。田楽を教えるとうそぶいて高時
 を散々になぶり。高時失神、起きて浮世離れの己を後悔するというもの。

 写実!?、史実に基づいた歴史劇!?。観劇後、パンフを読んで目が点になるねこ。
 前半のさりげ演技はさもあり、でも後半は奇天烈な、ほとんどギャグかもな天狗舞。
 夢をリアルに表現ということなのかしらん。うーん。ヘンテコで笑っちゃったねこ。
 橋之助、快調。ハイテンション演技が爽快。愛之助、いい感じ。すかっといい男ぶり
 、口跡もよく、松嶋屋ルーキーの面目躍如。

・手習子 てならいこ
 舞台。桜満開の吉原。
 お話。娘役の女方舞踊。寺子屋帰りの町娘は日傘と手習い草紙を手に道草。手習いに
 ことよせての恋の手習い。

 エラ張り顔もどーしてキューティ。かわいい所作が良い感じの町娘を、扇雀好演。

・女伊達 おんなだて
 舞台。引き続き、桜満開の吉原。
 お話。女助六な姉さん。言い寄る野郎どもを相手に立ち回ったり、ムーディしたり。
 
 愛之助、これもキリッと良い感じにきまり。昼の部大活躍っス。時蔵、そつなく。
 進之介、うーん…、精進潔斎を願いたいねこ。

・義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋
 舞台。野ッ原とか、商家とか。
 お話。「義経千本桜」中、平維盛を巡るならず者・いがみの権太の悲劇。若侍・小金
 吾は、平維盛の妻子を連れて主君探索中。運悪く、ならず者の権太に金を強請られた
 あげく、討ち死。ひどいね。偶然通りかかったすし屋の弥左衛門。小金吾の首を討ち
 落として持ち帰り。平重盛に恩がある弥左衛門は、その息子・維盛を弥助と称して
 かくまい。現れた妻子を、権太は褒美欲しさに梶原景時に差し出し。逆上した弥左衛
 門は権太に刃傷。実は権太、悪者どころか善人だったのだが…。

 関西弁のいがみの権太にほよー。今回、上方流とか。悪戯者な愛嬌をみせる男ぶりに
 好感ねこ。頭が切れて小狡い反面、かみさんに頭が上がらず、子煩悩。情けに長けた
 有り様をくっきりみせて、終盤の悲劇をより深くし。その権太を仁左衛門が昨年の
 「こんぴら歌舞伎」に続き、2演とか。持ち前のスカッと小気味よく決まる立振舞、
 耳に心地良い口跡で、見たこと無いようなかっちょいい権太演技。そんなハンサム
 ぶりに加え、上記の愛嬌たっぷり。これは、東京で上演熱望したいねこ。

 雨の松竹座@道頓堀。ちょっと興がない横断幕。チケ売り場の幕見席説明板。12席は少なすぎ。

 幕見席(5階最後尾 12席 当日10時発売・1人2枚 開演10分前ロビー集合)
 昼の部 
 新歌舞伎十八番の内 高時 11:00−11:50 1000円
             幕間30分
 手習子/女伊達     12:20−12:55  800円
             幕間 15分
 義経千本桜       13:10−15:35 2600円
 木の実/小金吾討死/すし屋

 夜の部
 壺阪霊験記       16:15−17:15 1100円
             幕間 30分
 男女道成寺       17:45−18:35 1100円
             幕間 15分
 名月八幡祭       18:50−20:40 2200円

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