[ホーム]月間一覧](本ページは劇団項目が出来次第、そちらにリンクします。)

 九月大歌舞伎「彦山権現誓助剱 毛谷村/業平 喜撰」

 @東銀座 歌舞伎座(2003/9/2-26 25ステージ)
 http://www.kabuki-za.co.jp/
 一幕見席800円

一、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち) 毛谷村
 出演:
 梅玉:毛谷村六助
 時蔵:お園
 玉太郎:杣斧右衛門
 歌 江:一味斎後室お幸
 段四郎:微塵弾正 実は京極内匠

二、 六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)業平 喜撰
 「業平」
 芝翫:在原業平
 福助:小野小町
 「喜撰」
 富十郎:喜撰法師
 雀右衛門:祇園のお梶

 2003/9/14(日)晴 11:00-1:34PM(1'16/休30/14/34) 4F上手 客席ほぼ満員(90人)
 客層:老若男女。女性過半数。グループ連れがちらほら。
 客入れ:1幕目・開場時30人列、結局ほぼ満員。いつものように上手に空き席あり。
 物販。いつものの筋書。

 一、彦山権現誓助剱 毛谷村
 舞台。田舎の屋敷。上手に白椿、下手に紅白梅、緑の小袖が干され。
 お話。気のいい山賤の六助は剣の達人。微塵弾正の仕官の夢をかなえるため、わざと
 御前試合に負けてやり。そんな六助の前に謎の虚無僧、実は師匠・一味斎の娘お園が
 現れ。彼女が告げるには自分は許嫁、父親が暗殺されたと。やがて、微塵弾正こそ、
 仇とわかって…。 

 怪しい人ばかり、ぞろぞろ。テレ顔で、女だてらに臼を持ち上げる女傑お園はマンガ
 キャラな愛嬌あり。見せ方がちょっとしつこいけど。お園ばかりがうけるので、
 謎めきな物語がおまけに思え、ちょっと惜しいと思うねこ。

 二、業平 喜撰
 舞台。業平。金ふすま御殿。喜撰。桜一面、社中の紋付まで桜色。
 「六歌仙」を主人公にした舞踊絵巻より。「業平」。小野小町と在原業平の美人コン
 ビ舞踊。福助のはんなりとした柔和さが素敵。芝翫がよろけ加減の巧さで芸をみせ。
 「喜撰」。茶汲み女・お梶と喜撰法師のお茶目舞踊。洒脱というか、大人な二人の
 臭い関係の微妙エロぶり○。軽妙でぷりぷりした富十郎が、小気味良くて素敵。

 昼の部 一幕見席
 彦山権現誓助剱 毛谷村 11:00-12:16 800円
                 幕間 30分
 六歌仙容彩 業平 喜撰 12:46-13:34 800円
                        幕間 25分
 河内山         13:59-15:28? 900円

 夜の部
 俊寛         16:30-17:48 900円
                        幕間 30分
 身替座禅       18:18-19:13 800円
                        幕間 25分
 ひらかな盛衰記 無間の鐘 19:38-20:36 800円