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 十二月大歌舞伎「絵本太功記」

 @東銀座 歌舞伎座(2003/12/2-26 25ステージ)
 http://www.kabuki-za.co.jp/
 一幕見席900円
(全指定 前売り当日とも 一等席14700円 二等席10500円 三階A席4200円
 三階B席2520円 一階桟敷席16800円)

 一、 絵本太功記(えほんたいこうき) 尼ヶ崎閑居の場
 出演:
 團十郎 :武智光秀
 勘九郎 :武智十次郎
 福 助 :初菊 
 新之助 :佐藤正清
 橋之助 :真柴久吉
 東 蔵 :皐月
 芝 翫 :操

 2003/12/6(土)曇 4:30-5:43PM(1'23) 4F上手立ち見 客席超満員(110人)
 客層:大人よりの老若男女。男女半々。
 客入れ:開演直前入場、当然のように立ち見(20人強)。次幕の待ち列は20〜30人
 ほど、1幕からの残留組がどれだけいたか不明確。
 
 舞台。茅葺きの村屋敷。座敷になぜか鎧びつ。
 お話。主君を本能寺で討った武智光秀。その母皐月はそれを許さず、絶縁し、
 寺籠もり中。そこへ光秀の妻操、嫡男十次郎と許嫁の初菊がやってくる。皐月と操
 は十次郎をせき立て、初菊との祝言を上げさせて出陣を見送り。しばらく後、謎の
 旅僧を追って光秀が登場。この僧こそ、亡き主君の腹心真柴久吉。光秀は誤って
 母の皐月を殺害、久吉と臣下佐藤正清に取り囲まれて、絶体絶命。しかし、情深い
 久吉は戦場での再会を約束して、去っていくのだった。

 とりわけて、華のある役者が相対し、三つ巴なりで絵になる一幕。たっぷり芝居が
 連綿。勘九郎、福助の哀しい初々しさ。芝翫の情愛溢れる自然体。橋之助のきりっ
 とした小気味よさ。團十郎は役柄もそうだけど、得体知れない異様さあり。ふーむ
 ねこ。