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＠大阪なんば 松竹座(2004/7/3-28 26ステージ)
http://www.shochiku.co.jp/play/index.html
全指定 一等18900円 二等10500円 三等6300円
一、沓手鳥孤城落月 二の丸乱戦の場／城内山里糒庫階上の場
鴈治郎：淀君
時蔵 ：豊臣秀頼
翫雀 ：大野修理亮
進之介：裸武者石川銀八
松也 ：御台所千姫
吉弥 ：梶の葉の局
竹三郎：正栄尼
右之助：饗庭の局
家橘 ：大蔵の局
友右衛門：大住与左衛門
我當 ：氏家内膳
二、歌舞伎十八番の内「勧進帳」
新之助 改め 市川海老蔵：武蔵坊弁慶
仁左衛門：富樫左衛門
團蔵 ：亀井六郎
松助 ：片岡八郎
十蔵 改め 片岡市蔵：駿河次郎
芦燕 ：常陸坊海尊
鴈治郎 ：源義経
三、弁天娘女男白浪 浜松屋見世先より稲瀬川勢揃いまで
菊五郎：弁天小僧菊之助
新之助 改め 市川海老蔵：忠信利平
菊之助：赤星十三郎
正之助 改め 河原崎権十郎：鳶頭清次
松也 ：浜松屋倅宗之助
松助 ：浜松屋幸兵衛
段四郎：南郷力丸
仁左衛門：日本駄右衛門
2004/7/16(金)猛暑 4:15-8:10PM(内訳下記) 1F後方 客席ほぼ満員（1090人)
客層：20才代女性と爺さん婆さんに二分。課外授業高校生が二階席を占拠。
客入れ：当日券は１階席のみ残り。後方に補助椅子あり。椅子に添えられた厚手
座布団がありがたし。襲名披露記念の緞帳は、海老＠団十郎原画のもの1つのみ。
ちょっと寂しい。物販。番付パンフ(B5 112ページ 2000円)仁左衛門の役作りコメ
ントにふむふむねこ。役者色紙2000円 仁左衛門のは売り切れ。ほかいろいろ。
終演後に物販しないのは、ちょっと寂しい。
襲名披露ツアー、第二弾大阪編。東京と配役を変えての海老蔵vs仁左衛門な
「勧進帳」が呼び物の夜。私語が比較的多めの和んだ雰囲気にて。
・沓手鳥孤城落月
舞台。戦場となった城外。錦絵と米俵がある倉庫然とした屋内。
お話。豊臣家滅亡、大阪城落城の前夜。淀君は正気を失い、錯乱中。母、そして一族
の行く末に絶望した秀頼は自決を決意するが…。
鴈治郎、濃厚狂気芝居。切々と沁みる芝居をする時蔵と対象。なんか手の施しようも
ない狂態ぶりに、秀頼のリアル苦悩が推し量れるよう。しかしながら、地獄模様
やりっぱなし。襲名披露興行を夜の部見始めにはどうよな、重さにうーんねこ。
大向こうのかけ声聞こえず、型を決めても拍手少な目、ちと寂しい。
・勧進帳
舞台。松羽目の能舞台。緋毛氈に囃子連中。
お話。頼朝に追われる義経一行。安宅の関に待ち受ける富樫。関所越えは果たして
できるのか。
知情意に気が配られた好舞台。仁左衛門、海老蔵、まずは駆けつけ三杯に快感な口跡
の良さ◎。海老蔵の強い目線演技が印象。関所越えの決意と覚悟がびしばしと伝わり
、主従への心配りもじんわりと滲ませ。役柄に考え及びつつ、型より心根な古典復古
演技にふむふむねこ。仁左衛門の語らずとも伝わる厚情のほどもまた、しみじみと
沁み。そいから、義経・鴈治郎。役柄にあった特権階級な異能さ（浮き世離れの品と
濃い身分オーラ）をフラッシュ。役者がそろって、ええもんみせてもらいました、と
大阪感謝気分ねこ。
・弁天娘女男白浪
舞台。呉服屋の店頭。土手。
お話。盗賊団が悪びれず、堂々としたピカレスクもの。強請りを見破られても、肝を
据えてふてぶてしい呉服屋の現場。追いつめられても、華やかな勢揃いの場。
中性脂肪が気になる年をとっくにすぎた菊五郎。でっぷりと威風堂々としたなりで、
「ほんの頭数さ」とふてくされて言われてもなあ。どういう意味なんですか兄貴？と
、腹を探りたくなるねこ。襲名興行に大看板はわかるけど、風体が大看板なのは…と
いつになく毒舌ねこ（先月の狐ならぬ羊・忠信と続いちゃったしね）シェイプアップ
または若手配役希望。脇役含め、総じてベテランつうか、地味渋い配役。勢揃いで
一挙に若返り、錦絵の華が咲く趣向。それはそれでいいんだけど…、うーん。
酷暑大阪、入場待ち。 小振りな松竹座は舞台至近 恵比須ポスターとコピー同じって…
昼の部（立ち見幕見席・10AM発売20枚 料金） 松廼羽衣 11：00〜11：25（25分 600円） 幕間20分 俊 寛 11：45〜13：00（1時間15分 1500円） 幕間30分 口上 13：30〜13：50（20分 600円） 幕間25分 与話情浮名横櫛 14：15〜15：40（1時間25分 1500円） 夜の部 沓手鳥孤城落月 16：15〜16：55（40分 900円） 幕間25分 勧進帳 17：20〜18：30（1時間10分 1500円） 幕間30分 弁天娘女男白浪 19：00〜20：10（1時間10分 1500円）
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