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 大阪松竹座 十月大歌舞伎 昼「野崎村/橋弁慶/お祭り/狐狸狐狸ばなし」

 @なんば 大阪松竹座(2004/10/2-26 25ステージ)
 http://www.shochiku.co.jp/play/
 全指定 特別席15750円 一等席14700円 二等席8400円 三等席4200円

 昼の部
 一.新版歌祭文 野崎村 のざきむら
 勘太郎:お光
 七之助:お染
 弥十郎:百姓久作
 扇雀 :久松 

 二.橋弁慶 はしべんけい
 橋之助:武蔵坊弁慶
 七之助:牛若丸

 お祭り おまつり
 勘九郎:鳶頭

 三.江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし こりこりばなし
 作・演出:北條秀司 演出:奈河彰輔
 勘九郎 :伊之助
 橋之助 :重善
 笹野高史:甚平
 亀蔵  :おそめ
 弥十郎 :又市
 扇雀  :おきわ

 2004/10/9(土)曇 11:00-3:18PM(内訳下記) 3階上手 客席8?割(800?人)
 客層:おばちゃん中心、おっちゃんも結構。ビニールがさこその困った人、反省希望。
 客入れ:当日券不明。3階は7割程度の入り。ロビーの特設バーでは「お辰」@夏祭
 浪花鑑と「お祭り」カクテル販売。
 
 上方ゆかりの演目に、江戸みやげ付きのラインナップ。
・野崎村
 舞台。田園風景に紅白の梅。藁葺きの家屋。
 お話。勝ち気な「おみつ」と純な「お染」、可愛い女子に板挟みのもてもて君・
 久松。涙と笑いの人情芝居。

 朝一(昼か)からメインディッシュ。心がこもり、しみじみと滋養に富んだ舞台に
 ごちそうさまねこ。役者適材適所、間合い、視線の行き交いにも、心情がよく伺え
 て○。

・橋弁慶
 舞台。上手、奥に向かってアーチ橋。
 お話。牛若丸vs弁慶

 七之助・牛若丸。欄干に飛び乗る軽やかさに客席から感嘆の声。細身の顔、赤い唇
 がちと妖艶。これは…弁慶にやられちゃうかも…な危うさ○。その弁慶は引っ込み
 の六法をしかけて照れ笑い、にかわいげあり。
 
・お祭り
 舞台。失念。
 お話。花道から、一杯機嫌のお兄さん登場。派手ななりで、粋でいなせな江戸っ子
 の心意気を踊りきり。
 
 粋つうか上品。喧嘩沙汰の荒くれた所作も、しゃれのめしていい感じ。
 
・狐狸狐狸ばなし
 舞台。寺本殿、町家とか。
 お話。おきわは、エロ坊主・重善との不倫に注力。求婚すると、旦那を殺したら
 OKとうそぶき返答。夫・伊之助への嫌悪とエロ坊主への嫉妬から、殺人決行。
 呆れるエロ坊主も、葬式をきちんと出してやり、晴れて夫婦となるつもりであった
 が…。
 
 独占愛の怖い話もすっきりしゃっきりと笑い飛ばし。勘九郎がやたらとこてこて。
 ちと悪のりの遊びも愉快なところ。勘三郎によろしく、など時事ネタとか。扇雀・
 おきわがちと無骨、もう少し濡れた味わいがほしいねこ。

 昼の部
 野崎村     11:00-12:11
         休憩30分
 橋弁慶/お祭り 12:41-13:20
         休憩20分
 狐狸狐狸ばなし 13:40-15:18

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