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 十月大歌舞伎 昼「八重桐廓噺/身替座禅/梅ごよみ」

 @東銀座 歌舞伎座(2004/12/2-26 25ステージ)
 http://www.kabuki-za.co.jp/
 一等席14700円 二等席10500円 三階A席4200円 三階B席2520円
 一階桟敷席16800円

 昼の部
 一、八重桐廓噺(やえぎりくるわばなし) 嫗山姥(こもちやまんば)
 作:近松門左衛門
 出演:
 福 助 :八重桐
 信二郎 :煙草屋源七 実は 坂田蔵人時行
 七之助 :沢瀉姫
 猿 弥 :腰元お歌
 弥十郎 :太田十郎
 扇 雀 :腰元白菊 実は 時行妹糸萩

 二、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)
 作:岡村柿紅
 出演: 
 勘九郎 :山蔭右京
 橋之助 :太郎冠者
 七之助 :侍女小枝
 門之助 :侍女千枝
 三津五郎:奥方玉の井

 三、梅ごよみ(うめごよみ)向島三囲堤上の場より 深川仲町裏河岸の場まで
 原作:為永春水 脚色:木村錦花
 出演:
 玉三郎 :芸者仇吉
 段治郎 :丹次郎
 門之助 :千葉半次郎
 笑三郎 :政次
 寿猿  :本田次郎
 春猿  :お蝶
 猿弥  :古鳥左文太
 弥十郎 :千葉藤兵衛
 勘九郎 :芸者米八

 2004/12/24(金)晴 11:00-3:52PM(内訳下記)3F下手前方 客席ほぼ満員(1800人)
 客層:老若男女。平日昼につけ、ほとんど中高年。
 客入れ:当日券、3階は朝早々に売り切れ。1,2等は残席あり。
 
・八重桐廓噺
 舞台。館前、館内。
 お話。元傾城の代筆屋・八重桐。とある館の前で、行方不明の恋人と二人だけが
 知る歌を聴く。確かめに入れば、本人。お姫様に請われるまま、別れた顛末を語り
 出して。
 
 福助、全開。俺様度高めの女丈夫ぶり、立て板に水と活性化されたせりふ回しと
 たち振る舞いが痛快ねこ。

・身替座禅
 舞台。松ばめ物、能舞台。
 お話。浮気な大名は愛人のもとへいくため、外で座禅をと妻に申し出。恐妻はこれ
 を許さず、廷内での修行となり、どうもうまくない。太郎冠者を身代わりにして、
 まんまと抜け出す大名。企てを見破った妻は怒髪天。太郎冠者に替わって、夫の
 帰りをまつのだった。
 
 勘九郎、品のいいエロおじさんぶりがかわいい。三津五郎、強面だけでなく女の
 意地、哀切感を添えて、味わい。

・梅ごよみ
 舞台。すっきりこぎれいな町屋いろいろや、浅草の橋たもと。
 お話。もてもて君の丹次郎をめぐる、芸者米八、仇吉のバトル。許嫁がいる丹次郎
 に惚れ込んだ米八、女房気取りで生活丸抱え。一方、丹次郎に一目惚れの仇吉は、
 彼が恩人がため探す茶入れ奪回のため、奮闘することに。そんな中、二人の芸者は
 出会うたびに怪獣大決戦、そのたび頭の口利きで納まりはするのだったが。
 
 仇吉・玉三郎。恋に醒めつ、醒めきれない女ぶりがたまらない。米八・勘九郎。
 気の良さ、意地っ張りのかわいさがにじみ出て味わい。甲乙つけがたい魅力の二人
 、意地の張り合いも賎しからず、気っぷの良さに胸がすく思いがするねこ。段治郎
 がすっきり色男、出過ぎない加減が○。

 昼の部 一幕見席
 八重桐廓噺 11:00-12:15 800円
       幕間30分
 身替座禅  12:45-13:43 800円
       幕間25分
 梅ごよみ  序幕14:08-14:18 900円
       幕間 10分
 梅ごよみ  二幕目、大詰 14:28-15:52

 夜の部 一幕見席
 御存鈴ヶ森 16:30-17:09 900円
       幕間15分
 阿国歌舞伎夢華 17:24-18:15
       幕間30分
 たぬき   18:43-20:12 800円
       幕間10分
 今昔桃太郎 20:22-21:26 800円

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