＠下北沢 本多劇場(2005/8/5-28 24ステージ) 8/5プレビュー
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 前売5800円 当日6300円 プレビュー前売4800円 当日5300円
作・演出・音楽：ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ナイロン100℃]
舞台監督：福澤諭志＋至福団 舞台美術：秋山光洋
照明：関口裕二[balance,inc.DESIGN] 音響：水越佳一[モックサウンド]
衣裳：山本花漸[Future eyes 映像：上田大樹[INSTANT wife]
大道具：C-COM舞台装置 小道具：高津映画装飾 演出助手：山田美紀[至福団］
アコーディオン演奏：新井友香
宣伝美術：坂村健二[C2デザイン] タイトルロゴ：おがわまさひろ、野中和美
宣伝写真：江隅麗志 宣伝ヘアメイク：山下まきえ、山本絵里子
舞台写真：引地信彦 制作：花澤理恵
協力：シス・カンパニー、キューブ、マッシュ、大人計画、オフィスPSC
助成：日本芸術文化振興会 企画・製作：（株）シリーウォーク
文化庁平成17年度芸術創造活動重点支援事業
出演：
犬山イヌコ[ナイロン100℃]、大堀こういち、KERA、新村量子、手塚とおる、
藤田秀世[ナイロン100℃]、峯村リエ[ナイロン100℃]、みのすけ[ナイロン100℃]、
三宅弘城[ナイロン100℃/大人計画]、横町慶子[ロマンチカ]
2005/8/7（日）晴 7:06-9:25PM(2'17) 後方より 客席超満員（380?人）
客層：20-30歳代中心に幅広く。女性過半数。
客入れ：当日券開場時にまだあり、補助いすは40番強まで。客席はクラブ照明して
るので読書は不向き。スクリーンが最大規模なので、最前方は見難いかも。
折り込みチラシ、7,8mm 輪ゴム止め親切。折り込みパンフ。A4 3ページ。
出演、スタッフ、予定。 次回公演。来年4月本多劇場ほか「カラフルメリィで
オハヨ」再演。その他。10/28＠クラブチッタ 谷山浩子とモンティパイソンの
楽曲を歌う夕べ。 来年2月＠シアターコクーン ヘヴィなＳＦコメディ新作とか。
物販。パンフ(B5変形 1800円) 「諸般の都合」により8/10から販売、それまで
代引き郵郵送にて予約特価1500円＋おまけ（ってくれたのはパンフ自体、分冊の
一部？。博物館入り決定の懲りまくりデザイン） ほか旧グッズなど。
カーテンコール2回2分。客出し音楽が懐かしい、舞台の新村さんがみられて、ねこ
も嬉し。
92年8月以来、生まれた子は中学？な、まさかの再結成公演。初期メンバー・横町、
峯村(86年第2回公演)も集って、まさに（ファンには）ドリームチーム。
舞台。大胆に和風。数寄屋風丸窓をあしらった、巨大襖が中程。左右スライドして
転換に使用。後方一段高く、伝統的な２段ステージ。
お話。クランクインが迫るも、脚本どころか作品の方向性も定まらない。監督と脚本
家は追いつめられ、アイデアはしだいいい加減に、どっかで観たような、でもあり
得ない話になったりして…。小津安二郎「東京物語」と黒沢明「生きる」を交互に
つなげ、非人情とか悪意とか暗黒面を抽出、ナンセンスで灰汁をとったよな物語。
いい大人がバカする、できる素敵。KERA自虐的ビデオで開始、開き直ってバカ小爆発
通常演劇には必要がない全役を複数で入れ替わるとか、枝葉な無駄が大部分とか、
訳わからん面白さ◎。手塚さんのシリーウォーク、犬山さんのクリ坊とか、オールド
ファンサービスには微笑み。出演者はしらっと顔で楽しげに好演。このメンツなら
でわの、しれっとしたバタバタ感を楽しむねこ。
大笑いの狭間、元映画の鬼畜面と深い水底で繋がるよな、冷徹で細やかな人間観察
がしばし見え。出鱈目満身の猪突猛進さだけでない、えぐみ、渋みが、大人な隠し味と
上手し。
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