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＠下北沢 駅前劇場(2005/12/27-29 4ステージ)
http://www.honda-geki.com/ekimae.html
全指定 前売A席3300円 S席3600円 当日A,S席とも4000円
作・演出・音楽：オクイプレジデント
構成：よねもと大語、奥居俊二 舞台監督：宇野圭一[至福団]
照明：日高勝彦[日高舞台照明] PA：松本義正[CREW'S]
sound design：シオミタロウ[RUSTOVER30recordings] 衣裳：木村猛志[衣裳也]
MOVIEプラン：奥居俊二 MOVIE製作：加藤タカ、よねもと大語
宣伝美術：奥居俊二 後援：サモ・アリナンズ 企画・制作：ＱＣ
出演：
オクイシュージ、広岡由里子、久ヶ沢徹、平田敦子、
佐藤貴史［サモ・アリナンズ］、 佐藤ドミンゴ、わかまどか
2005/12/28(水)晴 7:05-9:31PM(2'25) 中段より 客席満員（130人）
客層：20歳代中心、女性9割。単独客結構。
客入れ：A,B桟敷、C-I雛壇にいす席。奥側通路がないため、若い番号席は早め入場
が○。また間際入場客のために空席の奥詰めあり。 折り込みチラシ若干。
折り込みパンフA4 1ページ。挨拶掲載。物販。台本1200円。Tシャツ2200、3200円
ほか、パーカー、キャップ。 カーテンコール2回。
パーマネントモンキーズ解散後、5年ぶりというキてる青年・奥居俊二主宰公演。
きっかけをつくったというわかまどか、盟友・久ヶ沢徹と平田敦子、初コント公演
出演（なんだ）の名女優・広岡由里子を得ての復活。
舞台。深紅のパネル、下手にスクリーン、上手に小窓開口、QC3000の文字。テーブ
ル椅子は持ち込み式。
構成。コラージュとロケのビデオねたをはさんだ、ギャグ芝居オムニバス。奇声を
あげる剣術修行、緊張しすぎのパン職員、威力不明のサイキックバトル、いかれた
芸人、恐怖のパソコンショップ、キチガイ家族の夕げとか。合間に、電車の酔っぱ
らいの痴態に勝手吹き替えとか「過激映像」とか。
箸にも棒にも掛からない、おもしろさ。くだらないことに、素知らぬ顔で過分に
こだわる無駄ぶり○。ネタはワンアイデア、概ね中途半端とずれ。キャラ芝居で
目茶膨らまし。特に、久ヶ沢さんは水を得た魚というか、舞台で自由にしたい
（してる）状態。それに奥居さんが自由につっこみ、併せて持芸の小心なキチガイ
ぶりもいかんなく発揮。自己中に落ちず、あくまで真面目顔で締めつつ、バカ爆発
と手綱さばきもいい感じ。そんな彼らに、広岡さんの楽しそうな困り顔がまたいい
感じ。ビデオは上等、ロケビデオはよく撮るよ、な呆れた情熱を潜めて○。
主な構成
・客入れ時から恥ずかしい下手加減で、カラオケ音楽。
・役者シルエットへ準備を促し。平田さんは便座に座る女の体。幕があがると、剣術
稽古、ならぬ奇声稽古。へろへろの脱力かけ声をいわされ、ダメダシと扇子で腕を
ぴしゃり、また奇声を発する一同。
・ビデオ 逆巻く岩場を背景に演歌PV。
・球威が落ちた久ヶ沢投手へくだされた、平田研究員の分析結果とは。
・リーリーとけん制かに歩きをする男。久ヶ沢ピッチャーとだるまさんが転んだ状態。
・ビデオ リーリーマンは都内名所〜甲府へ、あちこちで蟹歩きするロケビデオ。
・宮様(広岡)の社会活動を報道するＴＶ番組。「ぞうさんパン」つくり15年の職人
（奥居、久ヶ沢)の厨房をご見学。がちがちに緊張して、しゃべりも調理もめちゃ
くちゃな職人。
・ビデオ 電車で変な動きをしている中年男のロケビデオをねたに、勝手に吹き替え。
この後、公園ベンチで恍惚としてる老人たちをねたに、吹き替え。
・父の仇を討とうと、ボス（久ヶ沢）と対決する超能力者(平田)。とにかくしょうも
ないものが(黒子が操作して)浮きまくる、サイキックバトル。
・ビデオ トカゲが水槽ガラスでばたばたのロケビデオをねたに、勝手に吹き替え。
・ロケ現場。決死の人間ロケット？の段取りが悪く、芸人しょうゆ師匠（久ヶ沢)は
オカンムリ。みたことがない男が楽屋にいることを気にしながら、苦情苦言。
見知らぬ男は弟子入り志願らしい(男自身、なんかあやふや）。相手役をと、
弟子オムライス(奥居)に相手をさせるが、これが怪しい男。脈略のない問いかけ、
繰り返し、独り言と凝視に、弟子志願は辛抱たまらなくなる。オムライスのきれ
ぶりはそれにとどまらずに。
・地図をみて笑い、切った爪を踏んで陶酔する女（わか）。彼女を窓外からじっと
みている女（平田)。
・暗転 ラジオＤＪ、キテルリスナーとの電話。
・レコーディング。コーラス3人はうんざり、ヴォーカルの男は有頂天。「イボ痔に
生き写し（歌詞)」って、どういうこと？。
・ビデオ で、その有頂天男のＰＶ。
・黒衣に骨模様の悪の手先ショッカーに、働きが悪いとちゃう？と関西弁で檄を
とばすボス（マント付きのデブちん怪物人形)。ボスの指令、言葉尻をとらえて、
しょうもないリアクションする、「自由」なショッカー達。とくにNO.3(久ヶ沢)。
それもみんな古い、昭和40年代生まれ？なねたで。
・ビデオ リーリー名所巡り 国会議事堂、都庁前でリーリー蟹歩きの男。最後は
新幹線にのって移動のロケビデオ。
・白い崩れた箱が横並び。パソコンショップにお客(佐藤)。店員はおらずふざけ笑い
が聞こえて、感じ悪い。でてきたのは中途半端はげに黒眼鏡、作業服制服の店員
（奥居)。初心者というお客の問いにまともに答えられない。よけいなジェスチャー
いれるし（ＩマックのＩであごをカックンと開くとか、イントネーションも変だし）
おまけに店の奥からは、こわもて声の家人（平田)が鍋が煮詰まる、早く食えと
何度も咆哮。そのたび引っ込む店員に、おとなしいお客もさすがにいらつき。
やがて、鍋の次に業を煮やした「恐怖」(平田)がやってきて…。
・ビデオ 電車の床で寝ている大虎のサラリーマン＋座席で横に寝る男のロケビデオ
それをねたに勝手吹き替え。
・家族の夕食風景。母(広岡)父（久ヶ沢)長女（平田）次女（わか）長男（奥居）と
その友達（佐藤）。の中に覆面でらくだの上下服の男？。父親はくどくどと長男に
苦言、説教。内容はすっとぼけにかっとんでる、キチガイ内容。ほかの家族も
さりげに狂ってて延々。やがて、覆面男の正体判明、各々の「秘密ボタン」が押さ
れてしまうことになって。
・ビデオ 走るスーツの男のロケビデオ。
・で走る男は家に到着。できそこないのロボコップ動きでへろへろ。スーツにジョギ
ングするなと家人に小言をいわれる（それだけのねた）
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