[ホーム]（本ページは歌舞伎項目が出来次第、そちらにリンクします。）
＠東銀座 歌舞伎座（2006/3/3-27 25ステージ）
http://www.kabuki-za.co.jp/
一幕見席 900円/700円
一、十三世片岡仁左衛門十三回忌追善狂言お俊伝兵衛 近頃河原の達引（ちかごろかわらのたてひき）
四條河原の場／堀川与次郎内の場
我 當 ：猿廻し与次郎
秀太郎 ：遊女お俊
吉之丞 ：与次郎母
龍之助 ：稽古娘おつる
團 蔵 ：横溝官左衛門
藤十郎 ：井筒屋伝兵衛
二、二人椀久（ににんわんきゅう）
富十郎 ：椀屋久兵衛
菊之助 ：松山太夫
2006/3/25(土)晴 4:30-7:02PM(1'26/休35/32) 4F上手 客席超満員(100人)
客層：老若男女。海外の方2,3割、関西の方1割？と多め。
客入れ：入場時9割方、結局立ち見10人以上。劇場係員の空席誘導あり。
一、近頃河原の達引
片岡十二集の一つ。十三代目仁左衛門のこと＞http://nizaemonsan13.gooside.com/
舞台。河川敷。田舎家。
お話。恋敵の罠にはまり、思いあまって敵を殺してしまった井筒屋の伝兵衛。お相手
の遊女を預かる実家ではいつ伝兵衛がさらいにくるかと気が気じゃない。遊女を巡る
家族愛と、真摯な恋心。悲劇的な恋人たちを暖かく見つめる、家族たちの厚情に
泪止まらない一遍。
実直な青年・与次郎、心づくしの猿回しに泣き。与次郎が家に帰ったとたん、糸操り
となる猿たちのからくりが不思議。膝に乗ったり、足にじゃれついたり、愛嬌たっぷ
り。与次郎・我當は大活躍。敷き布団のみで寝る技＝掛け布団海苔巻き、枕は巻き
終わり位置にちゃんとあり、とか笑いどころいろいろ。終盤、未来のない祝言を
上げる妹夫婦に、はなむけと節をつけて猿回し。祝い歌に滲む哀感にほろりねこ。
伝兵衛・藤十郎。ふがいない、じゃらじゃらした男をらしく好演。
二、二人椀久 ＞前回レポート
[月間一覧］