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＠東銀座 歌舞伎座(2006/4/1-25 25ステージ)
http://www.kabuki-za.co.jp/
一等席15000円 二等席11000円 三階A席4200円 三階B席2500円 一階桟敷席17000円
六代目中村松江襲名披露 五代目中村玉太郎初舞台」
昼の部
一．狐と笛吹き きつねとふえふき
梅玉 ：春方
福助 ：ともね
吉之丞：媼
宗之助：楽人則光
松也 ：楽人夏雅
男女蔵：楽人冬年
友右衛門：楽人照芳
我當 ：秀人
二．高尾 たかお
雀右衛門 ：高尾
三．沓手鳥孤城落月 ほととぎすこじょうのらくげつ
二の丸乱戦の場 場内山里糒庫階上の場
芝翫 ：淀の方
勘太郎：豊臣秀頼
松也 ：千姫
国生 ：石川銀八
吉之丞：正栄尼
信二郎：大住与左衛門
東蔵 ：大野修理之亮
秀太郎：大蔵の局
左團次：氏家内膳
四．関八州繋馬 かんはっしゅうつなぎうま 小蝶蜘
魁春 ：如月姫 実は蝶蜘の精 実は蜘蛛の精
仁左衛門：将軍太郎良門
時蔵 ：伊予の内侍
玉太郎改め 松江：源頼平
玉太郎(初舞台)：里の子梅松
歌昇 ：渡辺綱
信二郎 ：坂田金時
松緑 ：碓氷貞光
権十郎 ：卜部季武
東蔵 ：里の女小百合
梅玉 ：里の男萩作
吉右衛門：里の男藤内
菊五郎 ：源頼信
2006/4/2(日)曇/小雨 11:00-3:50PM(内訳下記)3F下手前方 客席ゆる満員(1500?人)
客層：老若男女、着物姿の方やや多め、親子？ずれやや多め。
客入れ：午前中は桟敷以外当日券あり。昼の幕見席はゆるい満員。夜は立ち見が
でたかもな、人数の待ち列。2Fで歌右衛門舞台写真展示。イヤホンガイドの幕間
内容は、襲名二方へのインタビュー。1F売店で桜まつり、中間色がきれいハンカチ
とか。柏餅、きなこ餅と季節もの即売。3Fのおでん食堂は空席あり、鯛焼きも
あまり列ばず済み。 物販。筋書1200円。
一、狐と笛吹き
舞台。桜のある野原、田舎屋、秋の野と、四季に連れ。
お話。亡き妻くりそつの女性に、驚くも即召し抱える笛の楽人。夕方になると妻の琴
と合奏したり、ちょっと危ない。ほどなく、くりそつ女性に求婚するが拒絶。実は、
楽人が昔助けた狐の娘という。そうと知っても、楽人の気持ちは変わるどころか、
暴走スイッチが入ってしまって…。
愚直さが怖くも悲しい楽人を、まんま真っ直ぐに演じる梅玉。妙に生っぽい色香を
覗かせる狐化身・福助と剛柔対照で面白し。
二、高尾
舞台。石灯篭がぽつねん。柏の枝葉が背景。
お話。身請け後、非業の死をとげた大夫。自身の墓前に立ち現れて、ひとくさり。
雀右衛門ソロってだけで貴重。うなだれ背中、うなじを見せての静謐も壮絶な出から
粟立つ心地ねこ。ディープな情念無念、儚い恋の喜びと痛み。さまざまな念波を発し
ながらの舞踊から目が離せないねこ。
三、沓手鳥孤城落月
舞台。天守閣内外。
お話。大坂夏の陣。劣勢も負ける気がしない、気位が高い淀の方。正気を失いながら
も驕慢な姿に絶望し、秀頼は降伏を決意する。
淀の方・芝翫に大成駒！と大向こう。うーん、歌右衛門の妖艶さ、圧倒感を思い出
されてなおさら、パンチに欠ける印象あり。狂気も品を失わぬ端正な演技ではある
けど。秀頼・勘太郎が、少年の名残を感じさせて○。
四、関八州繋馬 小蝶蜘
舞台。御殿。紅葉と菊花。寝所。
お話。源頼信の妻は、連夜の悪夢に七転八倒。平将門の遺児・妹の怨念では？。そこ
に妙薬を持参したという姫がやってきて…。 歌右衛門が復活上演した作品とか。
玉太郎改め松江襲名＋子息玉太郎の初舞台を言祝ぐいて、オールスター登場。劇半ば
の舞踊場面でほほえましい口上あり。伝奇な物語、箸休めと洒脱な舞踊、大立ち回り
と、華々しい作品。如月姫・魁春が前半ちと生硬、立ち回りでは生彩を放ち。
看板役者がちょい役で美味しい。花道を多用、観がたい３Ｆでちと悔しい思いをする
ねこ。
昼の部 狐と笛吹き 11:00-12:20 900円 幕間15分 高尾 12:35-12:58 幕間30分 沓手鳥孤城落月 13:28-14:11 700円 幕間22分 関八州繋馬 小蝶蜘 14:33-15:50 900円 夜の部 井伊大老 16:30-17:15 800円 幕間20分 口上 17:35-18:00 800円 幕間35分 時雨西行 18:35-19:05 幕間20分 伊勢音頭恋寝刃 19:25-20:50 900円
参考 夜の部
一．井伊大老 いいたいろう
吉右衛門：井伊直弼
魁春 ：お静の方
歌江 ：雲の井
富十郎 ：仙英禅師
二．六世中村歌右衛門五年祭追善 口上
六代目中村松江襲名披露 五代目中村玉太郎初舞台
幹部出演
三．時雨西行 しぐれさいぎょう
坂田藤十郎：江口の君
梅玉 ：西行法師
四．伊勢音頭恋寝刃 いせおんどこいのねたば 油屋 奥庭
仁左衛門：福岡貢
時蔵 ：お紺
福助 ：仲居万野
勘太郎 ：お岸
團蔵 ：藍玉屋北六 実は岩次
芦燕 ：徳島岩次 実は北六
玉太郎改め松江：今田万次郎
東蔵 ：お鹿
梅玉 ：料理人喜助
[月間一覧］