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＠東銀座 歌舞伎座(2006/11/1-25 25ステージ)
http://www.kabuki-za.co.jp/
一等席15000円 二等席11000円 三階A席4200円 三階B席2500円
一階桟敷席17000円
昼の部
一．通し狂言 伽羅先代萩 めいぼくせんだいはぎ
出演：
・花水橋
福助 ：足利頼兼
歌昇 ：絹川谷蔵
・竹の間・御殿
菊五郎 ：乳人政岡
三津五郎：沖の井
秀調 ：松島
右之助 ：小槙
弥十郎 ：鳶の嘉藤太
田之助 ：栄御前
仁左衛門：八汐
・床下
團十郎 ：仁木弾正
富十郎 ：荒獅子男之助
・対決・刃傷
仁左衛門：細川勝元
段四郎 ：渡辺外記左衛門
友右衛門：渡辺民部
門之助 ：笹野才蔵
権十郎 ：山中鹿之助
芦燕 ：山名宗全
團十郎 ：仁木弾正
二．七枚續花の姿繪 源太 げんだ 願人坊主 がんにんぼうず
三津五郎 ：梶原源太、願人坊主
2006/11/4(土)曇 11:00-4:03PM(内訳下記)三階前方中央 客席9割？(1500?人)
客層：家族連れもちらほらの連休、老若男女幅広く。団体客も結構。
客入れ：当日券、昼の3階AB売り切れ。一幕見席は満員模様。イヤホンガイドは
30周年記念、先着500名に花一輪プレ。夜の部のみ、仁左衛門インタビューあり。
3階の甘味は変わらず、めで鯛焼きとゆであずき。1階の実演はきんつばと抹茶カス
テラ。新しい物販は漆器、お正月絵柄とかのリース、タペストリ。 筋書1200円。
・伽羅先代萩
10年ぶり通し上演＠歌舞伎座とか。忘れるほど久々に「御殿」前後をみるねこ。
舞台。河端・「花水橋」、御殿・「竹の間」以降、評定所・「対決・刃傷」。
お話。伊達のお家騒動に取材。忠節の女・政岡と悪の権化・仁木弾正の大活躍に
脚色。今回の構成。若殿様の暗殺未遂事件に始まり、御殿の女戦争と犠牲となる子の
哀れ。太々しい巨悪・仁木弾正の暗躍とすかっと侍・男之助の活躍。役者が一枚上の
勝元が仁木に逆転する評定。
いきなり粋な立ち回りの「花水橋」で目覚めの一服。頼兼・福助が優雅な芝居。
八汐・仁左衛門と政岡・菊五郎は、ヘビとマングース対決。とことん憎々しげ
（かえって愛着がもてる）な仁左衛門が場をさらい、丁寧で細かな悪役ぶりで魅了。
菊五郎がどっしり、でもちと鈍重に思えたり。今回、政岡の米研ぎ場面がなく、子へ
の情が薄く感じられるせいかも。子役上手、三津五郎の女形にほよよ、珍しいものを
みたねこ。
後半は、仁木弾正・團十郎へ悪役バトンタッチ。得体の知れない黒の魅力を発揮。
とくに目元の凄み○。何度観ても不気味な影付きの花道引っ込みにぞくりねこ。
男之助・富十郎が真逆にすかっとした侍ぶり。台詞が入りきらず、少々の綻びが
惜しい。終盤の「対決・刃傷」は、リアルでねちっこい芝居。おかげで勝元・
仁左衛門が颯爽と映え。うーん、いろんな味わいが楽しめる歌舞伎幕の内なり。
・七枚續花の姿繪
舞台。紅白梅。下手に大夫。
ムーディな源太と、野卑も愛嬌ある願人坊主を三津五郎で。多重人格に異なるキャラ
を難なく演じる名人上手。「悪玉おどり」の滑稽ぶりがとりわけ愉快。
昼の部 伽羅先代萩 花水橋、竹の間 11:00-12:21 800円 幕間31分 伽羅先代萩 御殿、床下 12:52-13:55 800円 幕間15分 伽羅先代萩 対決、刃傷 14:10-15:19 900円 幕間12分 源太、願人坊主 15:31-16:03 夜の部 鶴亀 16:40-16:57 800円 幕間23分 良弁杉由来 17:20-18:07 幕間28分 雛助狂乱、五條橋 18:35-19:02 700円 幕間18分 河内山 19:20-20:58 1000円
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