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＠池袋 東京芸術劇場 中ホール(2006/12/26-30 8ステージ)
http://www.geigeki.jp/
全指定 前売り当日とも6800円
作・演出：村上大樹[拙者ムニエル] 音楽：米米CLUB 編曲：フラッシュ金子
振付：井手茂太 美術：秋山光洋 照明：斎藤真一郎 音響：石神保
衣装：牧野純子 ヘアメイク：有吉奈津子 演出助手：松倉良子
舞台監督：村岡晋 宣伝美術：雨堤千砂子 制作：ネルケプランニング
プロデューサー：松田誠、伊藤久美子
主催：ネルケプランニング、イトーカンパニー
出演：
矢沢 心 ：八王子ルリ子（平凡ＯＬ＠モテモテ期）
永山たかし：健太
弓削智久 ：江戸川ふとし
大口兼悟 ：表参道ツネオ
千葉雅子[猫のホテル]：ミランダ幸子
清水宏 ：兄貴（ふとしの兄）
平田敦子：細美（その嫁）
千代田信一[拙者ムニエル]：ゴジライチロー巻…
澤田育子[拙者ムニエル] ：ユニークひでみ
伊藤修子[拙者ムニエル] ：三十路の妖精・ミナヨ
成田さほ子[拙者ムニエル]：三十路の妖精・マミ
大村彩子：カスミ（瑠璃子の娘）
寺崎裕香：ユキコ
瀧口修央、市川薫、林聖子、藤代有希
ジェームス小野田[米米CLUB演劇部]：魔人
石井美奈子 [米米CLUB演劇部]：瑠璃子
2006/12/28(木)晴 7:06-9:27PM(2'16)1F中段中央 客席ゆる満員(1000?人)
客層：老若男女、種々様々。前方20歳代、以下米米世代な30歳代多めに女性7割。
客入れ：当日券不明、補助椅子なし、1Fはほぼ満員。ロビーに多方面からの花。
公演チラシ置きなし、残念ねこ。折り込みチラシ厚め。折り込みパンフなし。
物販。パンフ(A4 20ページ 1500円）オールカラー、役者紹介、座談会、稽古場
写真。生写真セット1000円 公演前半と別とか。 カーテンコール2.5回5分。
米米CLUB・ジェームス小野田、石井美奈子の演劇しようユニット、旗揚げ公演。
舞台。両袖に巨大な日記帳。ハードカバー表裏表紙で、間の2階建て装置でその
内容な趣向。センター階段の壁に中華な雲模様、2階の家並みはぐにゃりダリ
模様。全体回り舞台でちゃきちゃきと見せる展開。
お話。なぜかもてもてのＯＬ、3人の男性から冴えないけど本命と結婚約束。
ところが、25年後にタイムスリップしてみれば、彼と自分は冴えない中年、子供は
やさぐれ者。これはなんとかしなきゃと思うが、思うにまかせずに…。そんな
ありげな物語に、3人男性らの数奇なその後を絡ませて、シュール。25年間引き
こもり(冷凍冬眠)の男、テロで没落したヒルズのＩＴ長者、その遺跡が潜む東京湾
に潜む半魚人とか。
直球な恋愛劇に、ブラックユーモアと不条理ギャグを添えて面白く。ひねりと
しゃれをいつも通り忘れず。プラダを着た悪魔ならぬ「テンプラ」ダを着た銀髪の
カリスマとか、パロディも愉快。とっちらかしてるよで、きっちり布石伏線をしいて
物語り。拙者ムニエル公演よりまとまりよく、なにより登場人物の造形がより細やか
な印象。とりわけ、米米の2人への入れ込みがよくわかり、ほほえみねこ。
全編、米米サウンドで楽しく、おなじみナンバーのみならず、自然に手拍子がわく
客席がいい感じ。
役者。濃い役者ぞろい、キャラ芝居目白押し。その中、若手男子3人、主人公矢沢心
が清々しく健闘。おばさん役いろいろの中、ヤクルトおばさん→ブランドのカリスマ
変化の千葉雅子がずるいほどおいしい。江戸前・魚屋役の清水さん。持ち前のテン
ションある勢いで衆目の的、しっかりとうけをとり。
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