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＠新宿 紀伊國屋サザンシアター(2007/4/20-28 12ステージ)
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall1index.html
全指定 前売6000円 当日6300円
＠札幌 道新ホール 4/5-7
＠千葉 千葉市民会館 4/10-12
＠四街道 四街道市文化センター 4/14
＠厚木 厚木市文化会館 4/16
＠王子 北とぴあ 4/17
作・演出：中島淳彦
美術：石井強司 照明：今野恵美子 音響：今西工 衣装デザイン：藤井百合子
舞台監督：松下清永＋鴉屋 演出助手：鈴木修 宣伝美術：石川淳子
制作：津田はつ恵、有賀美幸 プロデューサー：上谷忠 後援：フジテレビジョン
出演：
角野卓造 ：鳥塚偉夫（外務省役人 弓子を追ってくる) ＊文学座
佐藤Ｂ作 ：石原健一（厚生省役人 鳥塚を案じて？くる）＊東京ヴォードビルショー
すまけい ：猪原義孝（軍服の老人）
大西多摩恵：鳥塚文恵（偉夫の妻）
阿知波悟美：アキータ・テラーディア（現地のガイド）
川田 希 ：江藤弓子（リゾートホテルのオーナー)
江原里実 ：竹内智惠子（ホテルの従業員）
まいど豊 ：吉野文隆（現地採用の外務省職員 偉夫がつれてくる）
2007/4/21(土)曇 2:00-4:03PM(2'02)中段中央 客席6割(250人)
客層：中高年中心、女性7割。カップル多め。
客入れ：ロビーは花が結構。後方席は無人、制作の力及ばず？。折り込みチラシ
それなり。物販。パンフ A4 16ページ 600円。 カーテンコール1分2回。
手拍子あり。
どたばた顔で一癖一ひねり、中島淳彦コメディ新作。
舞台。客席側が珊瑚礁？な海上コテージ。ワンフロア、上手に藤椅子とテーブル、
下手奥にツインベット、手前に机と電話。中程の柱にウクレレが飾られ。
お話。70年代、フィリッピン。偽出張で元不倫相手の女性を追いかけてきた日本人
中年役人。彼女はすでに退職、フィリッピン孤島のホテルオーナー。高鳴る心で
あってみれば、冷たくあしらわれ。それでも諦めきれず。ライバルな男がお節介に
現れ、そんな色に惑う中年男を心配（実は彼も女性に横恋慕の下心あり）。さらには
中年男の妻も現れ。ソープオペラにすったもんだのところに、現地ガイドから元日本
兵を見かけたとの報告。物語は戦争と国民、犠牲となる庶民の哀話となって。
癖は控えめ、ストレートにドタバタ、そしてシリアスの微妙。とほほも強気のおじ
さん役者が持ちキャラで奮闘、ねちっこい絡んで笑いをとり。クールな女性、とり
わけ大西さんとの対比で強調。飄々とした物言いも真剣勝負な芝居のすまけい登場
から、戦争を巡る悲劇に転じ。終始笑いを絶やさず、場を沈めないさじ加減はよけ
れど、ちと微妙なところ。ラスト間近、国民と家族のため、再起する小役人に希望。
タイトルを決然と放つすまけいの姿に、戦後日本人の姿、テーマが浮かび。ふーみ
ねこ。
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