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＠下北沢駅前劇場(2007/9/27-10/1 6ステージ)
http://www.honda-geki.com/ekimae.html
全自由 前売3000円 当日3300円 高校生以下2500円
作・演出：村上秀樹
舞台監督：中西隆雄 照明：森規幸 音響：中村成志 宣伝美術：冬乃郁也
制作：森千江子 製作：回転OZORA
出演：
今藤洋子 ：児玉聡美（亡父の花屋を継ぐ 樹木医を目指している）
中村良平 ：児玉大輔（聡美の兄 リストラされ実家に帰っている）
樋山剛一 ：米山和義（花屋店員 実質店長） [バジリコ・Ｆ・バジオ]
大嶋政浩 ：車田直人（花屋バイト）
梁島美保 ：飯塚しずえ（児童福祉施設 児童指導員）[劇団マグナムブラザーズ]
草苅勲 ：瀬川潤一 （しずえの同僚）
幸田尚恵 ：浜中紘子（近所のスナックホステス） [アーノルド]
松下由紀 ：宇野幸恵（実らないワイルドストロベリーの治療を頼んでく）
水野千草 ：渡邊路子（近所の弁当屋の娘）
加藤正洋 ：谷慎太郎（近所の喫茶店バイト）
中嶋ベン：川俣幸治（ケーキ屋に転職した写真屋 秋祭実行委員長）[劇団だるま座]
2007/9/30(日)小雨 7:03-8:54PM(1'50)中段中央 客席満員(80人)
客層：20-30歳代、お友達関係と演劇ファン半々？単独客多め？、女性過半数。
客入れ：全椅子、ゆったり目に配置。中央通路設置が親切、アナウンスするもちと
わかり難し。携帯断願い、上演時間と休憩なしで注意促し。折り込みチラシそれなり
折り込みパンフ B5 3ページ。「秋の風物詩」で出演者一言。キャスト、スタッフ
、挨拶。次回公演 来年秋。 物販。Ｔシャツ2500円。カーテンコール1回。
結成10年の劇団。看板役者が体調理由で退団したり変化があっての今回とか。
舞台。町の花屋店内を母屋つながりに横長。上手に店頭、格子とひもで仕切り。コス
モスら花々の中、なにげに胡蝶蘭。円弧のカウンター〜下手より中央に作業台、
ホワイトボード、壁際に収納棚。奥にシンク、のれんから2階母屋への階段。
お話。意地でも亡父の花屋家業を続けよう、樹木医になろうと勝ち気な娘。樹木医の
方は進展なくも、花屋はしっかり者の店員のおかげでなんとかかんとか。商店街も
そこそこだが代替わりで商売替えしたり、難しい時期を迎えている。ここ一月は
技術屋をリストラされた娘の兄が実家に戻り、くずぶっている。店頭にその日買われ
ていった花束が捨て置かれたり、植物相談で訳ありげな人達が鉢植えを持ち込んだり
うまくいかない人生の様々ドラマをほの見せる群像劇。
地味も滋味あり、ほどよい旨さが心地よいねこ。登場人物それぞれのしがらみ、喜怒
哀楽を静かに丁寧に描き。花が嫌いな人もいるように、それぞれであることをちゃん
と描いて、機微に通じ。お仕着せの解決はしないけど、明日を望む姿勢は感じさせる。
濃厚でも華やかでもないけど、美味しすぎないご近所の旨い洋菓子屋みたいに愛され
る味わいにほっこりするねこ。
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