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 キューブ製作「犯さん哉」

 @渋谷 PARCO劇場(2007/10/6-28 38ステージ) 10/16m追加
 http://www.parco-play.com/web/page/
 全指定 8500円
  @大阪 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 10/31-11/4 7ステージ

 作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ナイロン100℃]
 美術:小松信雄 照明:原田保 音響:水越佳一 音楽:斉藤ネコ 衣装:前田文子
 へメイク:佐々木累美子 映像:上田大樹 演出助手:相田剛志
 舞台監督:福澤論志+至福団 宣伝美術:雨堤千砂子[wagon] 宣伝写真:江隅麗志
 宣伝衣装・ヘアメイク:堀口健一 プロデューサー:高橋典子
 制作:仲谷正資、北里美織子 広報:米田律子 製作協力:花澤理恵
 製作:北牧裕幸 制作協力:シリーウォーク、パルコ、リコモーション
 企画・製作:キューブ
 出演:
 古田新太 :アラタ [劇団☆新感線]
 中越典子 :ノリコほか
 犬山イヌコ:アラタの母、女性編集者ほか [ナイロン100℃]
 姜暢雄  :星くん、覗く女ほか
 大倉孝二 :コウジ、少年院の看守ほか [ナイロン100℃]
 八十田勇一:ユウイチ、アラタの父の主治医ほか
 入江雅人 :マサト、長髪の編集者ほか
 山西惇  :バケモノ、編集長、まむし ほか

 2007/10/7(日)晴 1:05-3:10PM(2'03)後方下手 客席満員(460??人)
 客層:20-30歳代最多に幅広く、中高年も結構のPARCO客席。女性過半数。
 客入れ:当日券は電話予約。先だってからのエレベータ工事で1/3機工事中、行き来
 やや難。キャバレー@青山劇場と勘違い客への掲示あり、パルコPだから間違う
 わな。ロビーは花でいっぱい、犬さんのはポケモンデコ。折り込みチラシ結構。
 パンフなし。物販。黄色いパンフ A4 1800円。対談とか。Tシャツ2500円。
 クリアファイル500円。ポスター500円。舞台をみると得心のシャープペン500円。
 DVD予約あり。カーテンコール2回2分。

 毒ガスまじりのくだらなナンセンスを志す、ケラ+古田新太のユニット。シリーズ化
 されると嬉しいところ。

 舞台。色折り紙を△に切り貼りしたよな、カラフル。中央、下手、上手から階段を
 上がりそれぞれステージ。

 お話。崩壊する世界を幻視する少年。家はすげえ貧乏、裸大将だけど結構平気、もし
 かして狡猾。長じて好きな小説書きを職業とするが、とある大問題が発生して。
 
 話はシンプルな妄想譚、会話はへっぴょもそ。10割はわからないというわかりやすさ
 で大いに楽しめ。ナンセンス時々毒ガス、無意味なのに混ぜ返す、返しまくる、
 また放置するなど、おもしろ会話をのどかに展開。なんかまったり和んでケラ笑い
 するねこ。劇中流れる映像は高水準、実写→クレイアニメと輪郭がアバウトになる
 のも内容にあい。

 役者。意味がないのに真顔で全力投球。デタラメとはいえ、演技演出はきめ細かく、
 わかわかんないのに子細に表現。ご苦労様なり。後半の「デタラメ劇の稽古と本番」
 とか、90年代アバンギャルド劇団の作品とか彷彿させ。観てる分は楽しいけど、
 役者は大変。中越典子が伸びやかに演技、野郎がちの舞台で一服の清涼剤なり。
 

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